拓殖大の150キロ右腕・川船龍星投手が9回1失点完投勝利

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東都リーグ2部では、拓殖大の150キロ右腕・川船龍星投手が、日大の赤星優志投手などと投げ合い、9回4安打1失点で勝利した。最速は149キロだった。

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松本第一出身

プロ野球では牧選手、元山選手が、そして大学野球でも長野県出身の選手の活躍が目立ちつつあるが、この日は松本第一で牧選手の1つ後輩だった川船龍星投手が好投を見せた。

日大とのこの試合、相手は153キロ右腕の赤星優志投手だったが、序盤から安定した投球を見せると、7回は1アウト2,3塁、8回も2アウト2,3塁と終盤にピンチを背負ったが、いずれも無失点に抑え切った。9回を投げて4安打5奪三振1失点で完投勝利を挙げた。

180cm80kgの150キロ右腕だが、昨年夏に右肘じん帯を痛めており、今年はそれほど名前が挙がっていなかった投手。しかし、この日視察した9球団のスカウトの認める実力を持っている。

高校時代も少しプロ入りを意識したコメントもしているが、まずは2部優勝を果たし、1部復帰を目標とする。今年すぐにプロということがなくても、この春のピッチングは将来へとつながるものになりそうだ。

日大の赤星優志投手は先発し6回1/3を投げて6安打4奪三振2失点だった。この日は9球団のスカウトが視察をしており、どのような評価となったか注目される。

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「ピンチでしっかりギアを上げて」と、七回1死二、三塁と八回2死二、三塁の窮地をいずれも無失点で切り抜けた。この日は最速149キロ。「強気でいきました」と攻めの投球を貫いた。

昨夏に右肘の靱帯(じんたい)を痛め、走り込みとトレーニングに時間を割いた。下半身が安定し、最後まで球威は落ちなかった。馬淵烈監督は「よう抑えましたね。奇跡みたいな試合」とねぎらった。

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