阪神大学リーグでは天理大の井奥勘太投手が、大阪体育大を7回3安打無失点に抑える安定した投球を見せた。また関西国際大はプロ注目の152キロ右腕・翁田大勢投手がベンチ入りせず、今季は登板しないことがわかった。
天理大が優勝に望み
天理大はこの日の大体大戦で、145キロ左腕でプロ注目の井奥勘太投手が、7回3安打8奪三振1四球で無失点の好投を見せた。「先頭打者を出さないことを意識した。テンポ良く投げられた」と話した。
井奥投手は今季、5試合に登板して28回自責点は0(失点1)、わずか13安打しか許していない。148キロ右腕のドラフト候補・牛島樹投手との2枚看板が注目される。
またこの日は首位の甲南大が関西国際大の不後祐将投手の好投に敗れた。不後投手は8回1/3を投げて5安打5奪三振無失点の好投を見せた。プロ注目の152キロ右腕・翁田大勢投手はこの日、ベンチ入りせず、鈴木監督は「今季は投げさせることはない。肘の状態もあまり良くない」と話し、今季は登板させないことを明らかにした。
天理大は現在7勝3敗だが、新型コロナの影響による不戦敗3敗のみで、出場した試合はすべて勝利している。8勝2敗の甲南大、7勝2敗の大体大を追うが、次節の関西国際大戦に連勝し、あとは甲南大vs大体大の結果しだいで優勝が決まる。
翁田投手は、チームが新型コロナの影響で活動自粛をする前は、プロのスカウトも視察したオープン戦などで好投し、ドラフト上位候補の可能性もあると評価されていた。秋までに調子を整え、猛アピールをしたい。
井奥は今季、5登板で計28回を投げて通算1失点で自責は0。13安打しか許していない。「先頭打者を出さないことを意識した。テンポ良く投げられた」と、充実感を漂わせた。
ドラフト1位候補の翁田(おうた)大勢投手(4年)はこの日もベンチ外。鈴木英之監督は「今季は投げさせることはない。肘の状態もあまり良くない」と、今春は1登板に終わる見通しを明かした。最速152キロ右腕は、プロ入りに向けて今秋に最後のアピールをする。
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