オリックスからドラフト2位で指名を受けた関西大の野口智哉選手が、大学ラストゲームで2安打を打ち、リーグ通算100安打を達成した。
大学ラストゲームで
野口智哉選手は4回、ストレートをセンター前に弾き返してヒットを打つと、6回に甘めのフォークボールをレフト前に運び、リーグ通算100安打を達成した。新型コロナの影響で3年春にリーグ戦が中止される中での大記録達成となった。
普段は3番を打つが、この日は1番で起用されており、「1番は紅白戦で何度か打ったくらい。スタメンを聞いて100安打を達成しろという意味だと思った」と話した。「ひと安心というのはあります。1打席目に、正面でしたが、いい当たりが打てたので、きょうはいけるかなと思いました」と大記録達成だったが、ホッとした表情を浮かべた。
野口選手はヒットの打てる即戦力遊撃手として、オリックスがドラフト2位で指名をした。この日は谷口スカウトが視察をすると、「プロでも、きょうのような打撃でヒットを打てると思う」と打撃技術を高く評価した。
関西大は優勝を決めているものの、この日も同志社大戦に破れて連敗、1点差に迫った7回1アウト満塁の場面では野口選手はショートフライに倒れた。「あそこで打てないところが、まだまだ。次は関西代表決定戦で、ああいうところで1本出せるようにしたい」と話し、リーグ戦は終わったが、まだ先を見つめる。
リーグ通算100安打は、田口壮氏、辰巳涼介選手、二岡智宏氏、小深田大翔選手、片岡篤史氏などが記録をしている。

そのポジティブ思考がプレッシャーをはねのけた。ネット裏で視察したオリックスの谷口悦司スカウトは「プロでも、きょうのような打撃でヒットを打てると思う」と期待感を口に。記録を達成する一方、悔いを残す打席もあった。1点差に迫った7回1死満塁のチャンスで遊飛。この逸機が響き、連敗で今秋リーグ戦の全試合を終えた。

コメント