東京六大学では、東北楽天にドラフト6位で指名された早稲田大の西垣雅矢投手が、明治大2回戦で先発し、9回8安打11奪三振で完封勝利した。これで今シーズンが30回連続無失点を続けている。
楽天スカウト部長「他の起用も出てくるでしょう」
西垣雅矢投手はこの日、明治大打線を相手に140キロ中盤の速球と、チェンジアップ、得意のフォークボールを織り交ぜ、9回を投げて8安打を許すも11三振を奪って完封勝利を挙げた。
「思ったところにコントロールできていた。打者を見ながら投げていて、そんなに打たれないだろうと思った」と話し、相手バッターを見て投げる西垣投手らしい投球となった。
春は球速が140キロ前後となり、0勝3敗だった。それを経て、球を強くすることをテーマに夏は巨人2軍との試合で150キロを記録した。それでも4回3安打2失点とプロを抑えられず、「140キロ台後半でも打たれる。何か変わらないといけない」と、打者との駆け引きや配球を見直した。
今秋は立教大戦で3失点したものの、東大を完封、法政大戦も9回無失点で引き分け、そしてこの日の完封で30イニング連続無失点となった。この日はドラフト6位で指名した東北楽天の後関スカウト部長が視察をしたが、「フォークがストライクゾーンから落ちていて、空振りも取れていた。真っすぐが生きていた。中継ぎはできると思っていたけど、即戦力として、他の起用の可能性も出てくるでしょう」と話し、来年の先発ローテーションの可能性も見ていた。

西垣を視察した楽天・後関スカウト部長は「フォークがストライクゾーンから落ちていて、空振りも取れていた。真っすぐが生きていた。(プロ1年目に)中継ぎはできると思っていたけど、即戦力として、他の起用の可能性も出てくるでしょう」と太鼓判を押した。


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