中央学院大が創部48年目で初の全国制覇を果たした。3番捕手の佐藤晃一選手が、東都王者に続き、東京六大学王者からもホームランを放って撃破した。
2試合連続ホームラン
準決勝の国学院大戦では、レフトスタンドの上段に消える特大のホームランを放っていた中央学院大の佐藤晃一選手は、この日の慶応大戦も5回に2ランホームランを放った。「つなぐ気持ちだった。打った感触は完璧」と話した。
捕手としては、古田島成龍投手、山崎凪投手といったプロが注目した投手をリードしたが、正木智也選手、渡部遼人選手などドラフト会議で指名された選手が並ぶ打線に8失点と苦労をした。
1点差の9回も、ノーアウト1,2塁のピンチとなったが、「同点でもOKくらいの割り切りだった。冷静に、一つずつアウトが取れたと思う」と冷静にリードし、1点差で逃げ切った。
引っ張りのスイング力が強く、この活躍が少し早く見られれば、もっと注目を集めていたかもしれない。強打の捕手として今後が注目される。

中央学院大の佐藤が2―5の五回に2戦連続となる2ランを放ち、初優勝に貢献した。1死一塁で速球を左翼席へ運び「つなぐ気持ちだった。打った感触は完璧」とうれしそうに振り返った。
捕手として、リードに苦心しながらも何とか勝利をつかんだ。9―8で迎えた九回無死一、二塁のピンチをしのぎ「同点でもOKくらいの割り切りだった。冷静に、一つずつアウトが取れたと思う」と余韻に浸った。
4点を追う4回、先頭・武田の右翼フェンス直撃三塁打が号砲となった。5回に3番・佐藤晃一捕手(4年・聖光学院)の2ランで1点差。6回はフルスイングで重圧をかけ続けて四球で走者をため、武田が左中間に満塁一掃の逆転二塁打。「ピンチのときもチャンスのときも明るくやっていこうというのがワッショイ野球」。ベンチもスタンドも一体となった勢いで慶大投手陣に今秋初の1イニング5点を浴びせた。

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