最速151キロの速球を投げプロが注目する白鴎大の曽谷龍平投手が、松本大を相手にノーヒットノーランを達成した。
105球、13奪三振
曽谷龍平投手は最速151キロを記録するストレートは質の良い球で空振りを奪え、そして得意のスライダーで抑える投球で、昨年までにプロのスカウトが注目している投手だった。
冬にチェンジアップを磨くと、今年はその球を生かした投球で、すでに視察をしたスカウトからも高く評価する声が聴かれていた。この日の松本大戦でも148キロの速球と、このチェンジアップをうまく使い、9回105球を投げてノーヒット、13奪三振を記録して大記録の達成となった。
人生初となる快挙に「5回のグラウンド整備の際にノーヒットノーランであることを知り、意識して投げました。達成できて良かったです。素直にうれしい」と話す。「全体的に初球からストライクを取ることができ、どの球種もいつもよりキレがあったように感じます」と会心の投球だった。
新潟医療福祉大の桐敷拓馬投手が、昨年秋のリーグ戦で完全試合を達成し、阪神がドラフト3位で指名をしているが、「そういう投手になりたいと思ってこの1年やってきた」と話し、プロ入りへの強い気持ちがある。
ノースアジア大明桜時代は、千葉ロッテで打者として活躍する山口選手がいたが、投手として非常に注目されていた山口選手が故障をし、投げられなくなった姿も見ていた。その山口選手とは今でも連絡をとり、「こっちに来て勝負しよう」と言われているという。
ドラフト上位指名の可能性のある左腕投手、この日の記録はプロフィールに必ず書き入れられる物となり、プロ入りだけでなく、プロ入り後にも一つの勲章として使われることになりそうだ。
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新しい武器が偉業達成の鍵になった。従来からスカウト陣が高く評価していた直球とスライダー。冬の練習期間で鋭く落ちる新球・チェンジアップを習得し「投球の幅が広がった」と自信を深めた。
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