法政大の斎藤大輝選手が、明治大戦で4打数2安打2打点、同点打&勝ち越し打の貴重なヒットを打ち、復調の兆しを見せた。
打率2割台へ
斎藤大輝選手は昨年秋に打率.438を記録し、横浜高校時代から注目された二塁手としてドラフト候補に名前が挙がる。しかし、この春は先週までの成績が打率.160と低迷していた。
それでも、前週の慶応大戦でサヨナラ打を放って勝利をし、勢いがついてきた。この日は0−1で迎えた6回2アウトの場面で、3球目のスライダーを振り抜くと打球はレフトスタンドへ飛び込み、貴重な同点弾となった。
また続く。1−1と同点の8回1アウト2塁の場面ではセンターオーバーの2ベースヒットで勝ち越した。「チャンスで回ってきそうだったので、絶対にひとりで決めようと思っていた」と話した。
この試合を視察した福岡ソフトバンクの宮田スカウトは「打って当たり前。打撃復調の兆しではないか」と評価した。
守備も打撃も大学トップクラスと評価できるものの、昨年冬の侍ジャパン大学代表候補合宿などで他の選手と比較すると、飛び抜けた特徴ということで説明をするのは難しい選手だと思う。それでも、この勝負強い打撃は一つのアピールポイントになりそうで、あとは高い打率、ホームランをコンスタントに打ってそれをベースとしていくことが重要だと思う。
これで打率は.207となった。さらに打ち続けて3割台に乗せ、ホームランも3本は欲しい。それを十分期待できる選手であることは間違いなく、担当スカウトがスカウト会議でプレゼンするための材料をそろえて行きたい。

同点の8回1死二塁で迎えた打席では中越えの二塁打を放ち、勝ち越しに成功。「チャンスで回ってきそうだったので、絶対にひとりで決めようと思っていた」と振り返った。視察したソフトバンク・宮田スカウトは「打って当たり前。打撃復調の兆しではないか」と話した。
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