東京大のエースでプロ志望届を提出している井澤駿介投手が、春のチャンピオン・明治大を相手に7回途中まで3失点に抑える好投を見せた。
角度もあり
井澤駿介投手はこの日、球速は144キロ前後だったものの、高さの角度があり、ストレートで勝負ができていた。春はコースを狙いすぎて四死球を出していたが、ストライクゾーンで勝負をし、ドラフト候補の投球だった。
3回から5回まで1失点を奪われるなどピンチを背負ったものの、6回1/3を7安打2奪三振3失点、「長打を打たれず、最少失点に抑えれば接戦にできる」と自信をつけた。
この日は福岡ソフトバンクや東京ヤクルトのスカウトが視察し、
福岡ソフトバンク・宮田関東統括スカウト:「直球もスライダーも徹底的に内角に投げていた。打者に立ち向かっていく強い気持ちがある」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「コンビネーションが特長の投手。内角にも投げ切れている。そういう点を見ていきたい」
と評価した。
東京六大学では通算1勝16敗だが、全国から選手が集まるチームを相手に好投を見せてきた。東大からは2018年に150キロ左腕の宮台康平投手が北海道日本ハムにドラフト7位で指名されたが、それ以来の指名となるか注目される。
また、同じくプロ志望届を提出している阿久津怜生選手も、3回に逆転のタイムリーヒットを打ちアピールした。
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強豪揃いの東京六大学でエース級と投げ合い通算1勝ながらNPB入りを目指し、8日にプロ志望届を提出した。ソフトバンクの宮田善久関東統括スカウトは「直球もスライダーも徹底的に内角に投げていた。打者に立ち向かっていく強い気持ちがある」と評した。
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