中央大の森下翔太選手が東都リーグ戦に出場し、巨人・阪神・北海道日本ハム・東北楽天など複数球団が視察、ドラフト1位競合の声も出ている。
骨折後
森下翔太選手は侍ジャパン大学代表に選ばれたものの、ハーレムベースボールウィークに向かう前の練習試合で死球を受けて手首を骨折していた。それでも代表チームに帯同しチームを励ます役割を果たすと、8月にプロアマ交流戦にも出場し徐々に調子を取り戻しつつある。
この日は3番センターでフル出場すると、初回に青山美夏人投手のスライダーを捉え、右中間を破るタイムリー2ベースヒットを打った。4打数1安打だったもののこの得点が大きく2-1で亜細亜大に勝利し勝点を奪った。「凡退もあったんですけど内容的には悪くないかなと捉えています」と話す。
その森下選手は、今年のドラフト候補の中で、スラッガータイプの選手ではNO.1と評価する。この日も巨人・阪神・東京ヤクルト・北海道日本ハム・東北楽天など複数球団が視察をしたが、北海道日本ハムの山田スカウト顧問は、中大の先輩で横浜DeNAで活躍する薪選手と比較し「パワーは負けていない。ミート力もあるし期待できる」と評価した。
また、スカウトからは「うまく右中間に打ちましたね。ドラフト1位で競合する可能性も十分あると思います。守備を見ていてもすぐに1軍で戦える力を持っていますし」と守備についても評価しており、ドラフト1位指名で競合する可能性も話した。
プロアマ交流戦では「打球速度や飛距離はプロにいっても通用する部分。確率を上げられたら1軍でやれる自信はあると素直に思いました」と話す森下選手、ドラフト会議では高松商・浅野選手との兼ね合いで外れ1位指名までには消えそうで、あとは単独1位指名を狙ってくる球団があるかどうかが注目される。

この日のバックネット裏には巨人、阪神、西武、日本ハム、楽天などNPB複数球団のスカウトが集結。スカウトの一人は「うまく右中間に打ちましたね。ドラフト1位で競合する可能性も十分あると思います。守備を見ていてもすぐに1軍で戦える力を持っていますし」と高評価していた。

東海大相模で高校通算57本塁打。中大1年だった19年夏の日米大学野球選手権では、大学の2年先輩である牧(DeNA)、森下(広島)、早川(楽天)らと日本代表入りした。リーグ戦通算8本塁打の右の外野手。7球団のスカウトが視察し、日本ハム・山田正雄スカウト顧問は、牧と比較し「パワーは負けていない。ミート力もあるし、期待できる」と評価した。



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