専修大の152キロ右腕・西舘昂汰投手が、東洋大を相手に完封勝利を挙げた。自己最速152キロを記録し、視察した11球団25人のスカウトに力を見せつけた。
完封したいと思っていた
この日はすでに2部優勝を決めている東洋大が相手だったが、188cm92kgの体から最速152キロを記録したストレートに、カーブ、スライダー、スプリットの変化球も交え、9回3安打7奪三振で無失点に抑えた。
9回2アウトから最後の打者にも最速148キロのストレートで空振り三振を奪い、最後まで球威が落ちなかった。「今季まだ完封がなく、完封したいと思っていた。それが実現できたのは自信になる。ある程度、インコースに何球か突っ込めたのは、投球の幅が広がった。収穫だと思います」と話した。
この日は11球団25人のスカウトが視察をした。
東京ヤクルト・小川GM:「馬力のある投手。スピードもでているし、スライダーなどの変化球もいい。投げ分けも出来ている。尻上がりにコントロールも安定してきた。上位もありえる」
福岡ソフトバンク・宮田関東統括スカウト:「変化球も安定している。1位になってもおかしくないところまで、成長してきている」
巨人・水野スカウト部長:「真っすぐも強いしスライダーもいい」
巨人・木佐貫スカウト:「スケール感があり、エンジンが大きい。いい投手です」
この日は東洋大の細野晴希投手が先発はしなかったものの、9回1イニングを投げて無失点の投球を見せたが、細野投手、中央大の西舘勇陽投手、青山学院大の常広羽也斗投手、そして専修大の西館選手が東都BIG4か。亜細亜大の草加勝投手、国学院大の武内夏暉投手も評価が高く、青山学院大の下村海翔投手も非常にレベルが高い。
ドラフト会議では即戦力投手として上位指名が予想され、2位か3位で消えると思われる。

ネット裏では剛腕の投球に賛辞の声が挙がった。巨人の木佐貫洋スカウトは「スケール感があり、エンジンが大きい。いい投手です」と評価し、ヤクルト・小川淳司GMも「馬力のある投手。尻上がりにコントロールも安定してきた。上位もありえる」と熱視線。西舘の地元・福岡を本拠地とするソフトバンクの宮田善久関東地区統括スカウトも「変化球も安定している。1位になってもおかしくないところまで、成長してきている」と進化に目を見張った。

巨人水野スカウト部長は「真っすぐも強いしスライダーもいい」と話し、ヤクルト小川GMは「スピードもでているし、投げ分けも出来ている」と評価した。

ヤクルトの小川淳司GMは「スピード、馬力もあり、スライダーなどの変化球もいい」と評価。チームは17日も勝ち、勝ち点を2とすれば3部との入れ替え戦を回避できる。「勝つためならどんな場面でも投げる」と頼もしかった。

ドラフト1位候補の左腕・細野晴希投手(4年・東亜学園)を擁する東洋大との対戦とあって、バックネット裏には11球団25人のスカウトが集結。ヤクルト・小川GMは「馬力があって、尻上がりに安定して投げられていた。上位(指名)もあり得る」と高評価した。
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