青学大３年・西川史礁選手が紅白戦で一発、スイング力と対応力にスカウト高評価

青山学院大の3年生で、春の東都リーグで3本塁打を放ち、打率.364でリーグ2位の記録を残してMVPに輝いた西川史礁選手が、前日の打撃練習に続き、紅白戦でも素晴らしい打撃を見せた。

日本ハム・稲葉GM評価

西川史礁選手は、前日の打撃練習でも腰を使ったフルスイングからの鋭いあたりを見せていたが、この日の紅白戦では第2試合目の第1打席で桐蔭横浜大の古謝樹投手と対戦し、打った瞬間にホームランとわかる左中間の芝生席の奥に飛び込む特大のホームランを放った。

またこの日は試合前のシートノックでもショートとレフトの守備につき、ショートとしては落ち着いた送球をみせており、外野手では肩の強さは他の選手よりも目を引いた。

しかし、何よりも打撃が注目される。ホームランの次の打席でも法政大の篠木健太郎投手の速球にフルスイングで対応しており、その打席でもレフトフェンスギリギリで、風がなければ2打席連続だったと見られる大きなあたりを飛ばしていた。

この打撃にはバックネットで視察をしていた多くのスカウトからも驚嘆の声が上がり、日本ハムの稲葉GMは「踏み込んで変化球を打っていた。しっかりバットを振れていて楽しみな3年生。それほど対戦がない投手にも対応できていた」と評価していた。

この春の活躍とともに、今回の合宿で代表入りは確実と見られ、日米大学野球では更に花開くのではないかと思わせる。将来は侍ジャパンのトップチームとしてWBCに出場しているようなイメージを描ける選手で、来年はドラフト1位指名候補として注目され続けるだろう。