明治大が1月6日に今年の練習を開始し、ドラフトの目玉・宗山塁選手が精力的に練習を行った。この日はパ・リーグ6球団と巨人の7球団10人のスカウトが視察に訪れた。
チーム4冠と3冠王
初練習で宗山塁選手は、恒例のポール間走を行い34本を走った。「誰一人欠けずに走り切れたのは良かった。みんなで声を掛け合い、乗り切れたのは良かったと思います」と主将として全員の走りをチェックしていた。
年末年始は実家の広島に帰省し、広陵高校で現役の高校生などと一緒に練習をした。中井監督からは「野球だけできればいいというわけではない。それ以外のところも見られて、評価される。お手本とされるようなプロ野球選手になってほしい」と言葉をかけられた。初詣では「チーム4冠」「三冠王」「1年間やりきれるように」の3つのお願いをし、「1番はチームの4冠。個人的にはドラフトの年でもあるので、しっかりやりきれるようにお願いしました」と話した。
宗山選手は守備力ではプロを含めても指折りの選手とすでに評価され、打率やホームランも打てる遊撃手として鳥谷敬選手以上と評価される声も聞かれる。この日はパ・リーグ全球団と巨人の7球団10人のスカウトが視察をしたが、いろいろな人に注目していただけることが凄くありがたい。いろいろな場所を経験させてもらっているので、自分のプレーには責任があると思う。結果で示せたら」と話す。そして、「5割、5本塁打を打ちたいなというのがある。それに加えてチャンスでの1本。そこの重要度は大きくなってくると思う。そこは追い求めてやっていきたい」と話し、打撃でアピールをしていくことを誓った。
すでに東京ヤクルトや北海道日本ハムがドラフト1位候補にリストアップをしていると報じられているが、北海道日本ハムは「確度が高い」と1位指名が濃厚としている。この日視察した北海道日本ハムの大渕スカウト部長も「1位指名じゃないと取れない選手。人間性もいい。球界のスター選手になってもらいたい」と話した。
「プロに行く前の大学の4年間をどれだけ充実させて、成長して、次の世界にいけるかというような思いで入ってきた。成長できる部分はありますし、もっと自分に厳しく突き詰めてやっていければなと」と大学入学時からの想いをしっかりと持ち、前に進んでいく。
宗山ドラフトと呼ばれる1年がスタートを切った。






コメント