今日から東京六大学が開幕する。明治大・宗山塁選手の最後のシーズンが始まる。
宗山塁
明治大・宗山塁選手のこれまでの成績はこちら。
シーズン | 試合 | 打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 四死球 | 三振 | 失策 | 打率 |
2021春 | 8 | 25 | 6 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 2 | 4 | 0 | .240 |
2021秋 | 10 | 37 | 14 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 3 | 4 | 1 | .378 |
2022春 | 15 | 56 | 24 | 5 | 0 | 3 | 13 | 2 | 12 | 5 | 2 | .429 |
2022秋 | 12 | 48 | 17 | 3 | 0 | 4 | 15 | 1 | 2 | 4 | 1 | .354 |
2023春 | 12 | 51 | 15 | 4 | 1 | 0 | 5 | 2 | 5 | 5 | 2 | .294 |
2023秋 | 13 | 53 | 18 | 3 | 0 | 0 | 4 | 1 | 5 | 4 | 3 | .340 |
2024春 | 5 | 23 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 4 | 3 | 1 | .174 |
2024秋 | ||||||||||||
合計 | 75 | 293 | 98 | 18 | 1 | 8 | 48 | 7 | 33 | 29 | 10 | .334 |
打撃に関しては、2年生春がキャリアハイで、打率.429で首位打者に輝いたほか、3本塁打13打点で、四死球も12個とリーグを代表する選手となった。またホームランでは2年秋に4本塁打で、慶応大の萩尾匡也選手(2022年巨人ドラフト2位)と並んでホームラン王に輝いている。
今春は2月に死球を受けて右肩甲骨の骨折と、リーグ中の中指骨折により規定打席に達しなかった。
また、守備ではすでにプロでもトップクラスと呼び声が高い。遊撃手として最後の年にどのようなプレーをするのかが注目される。
ドラフト候補が最後のアピール
またプロ入りを目指す選手にとって、最後の一押しのアピールが必要なシーズンとなる。
早稲田大の外野手・吉納翼選手や、遊撃手で華麗なプレーを見せる山縣秀選手、安定感ある印出太一捕手と大学野球選手権で好投を見せた149キロ右腕の鹿田泰生投手、そして出場数は少ないが高校時からポテンシャルを評価されている中村敢晴内野手がすでにプロ志望届を提出している。指名候補として名前が挙がるものの、はっきりと指名確実とは言えないところもあり、この秋の活躍が期待される。
また慶応大も清原正吾選手と水鳥遥貴選手がプロ志望届を提出、リーグ初ホームランが期待される清原選手と、ショートの守備では昨冬の代表候補合宿で宗山選手にやや差をみせられた水鳥選手も、最後に守備と打撃で成長をアピールをしたい。
他にも、大学代表で活躍した法政大の篠木健太郎投手はドラフト1位指名候補、明治大の浅利太門投手も185cmの長身から153キロの速球を投げ、開花が期待されている。
法政大ではスラッガーの内海壮太選手、高校時から守備に定評のある中津大和選手、152キロを記録する山城航太郎投手と、篠木投手と高校から注目された150キロ左腕・吉鶴翔瑛投手が注目される。
明治大はリーグ屈指の俊足・飯森太慈選手、スラッガーとして注目される水谷公省選手と、ここに来て高校時代の輝きを再び見せ始めた横山陽樹選手、156キロを記録する菊地竜雅投手、そして左腕コンビの藤江星河投手と千葉汐凱投手も実力がある。
他にも立教大の三河吉平投手は春日部共栄時代と共に立教大でも実戦が少ないが控えの投手だが、190cmから156キロの速球を投げるポテンシャルがある。最後の秋に大ブレークし、その年のドラフト会議には間に合わなくとも、社会人など次のステージで1年目から活躍してプロ入りする選手もいる。
春のリーグ戦では3年生に押され気味だった4年生、野球のラストシーズンとなる選手も多いと思うが、精一杯秋を戦って欲しい。
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