侍ジャパン大学代表候補強化合宿は最終日が行われ、フリー打撃と共に打球速度の計測などが行われた。来年のドラフト目玉候補の創価大・立石正広選手が断トツの打球速度を計測した模様だ。
ドラフト上位指名選手と同じレベル
この日はアップ、キャッチボールの後にすぐにフリー打撃が行われた。初日のティー打撃で打球速度164キロを記録した創価大の立石正広選手は、この日のフリー打撃でも2本の柵越えを記録すると、打球速度の計測でもナンバーワンを記録した。
堀井監督は数字は明らかにしなかったが、「断トツです。西川や進藤、広瀬とか、現時点では、そういうクラスのバッターだと思います」と話し、今年の千葉ロッテドラフト1位・西川史礁選手、2023年の日本ハムドラフト2位・進藤勇也選手、ソフトバンクドラフト3位の廣瀬隆太選手といった、近年に大学代表候補合宿に参加し、ドラフト上位でプロ入りした選手と同じレベルの打球と評価した。
立石選手は今年の侍ジャパン大学代表メンバーにも選ばれ、日本での合宿などでは4番候補として期待されていたが、プラハやハーレムで行われた大会でも序盤は4番を打っていたが、打撃の不振により終盤は出場もできていなかった。
今合宿でも最初の招集では名前が入っていなかった立石選手だが、この合宿で存在感を示し、「リベンジしたい気持ちはありますね。日米大学野球は今年の国際大会よりレベルが高いと思いますし、その中で4番を打ち続けることが大きいと思うので、そうなりたいです。」と話す。そして来年は日米大学野球が日本で行われる事について「日本開催なので親や兄弟にも見てもらえるかなと思います。打球速度は長所の1つなので、実戦の中で当てにいかないようにしていきたいです。守備もこの冬は鍛えていきたいですし、変化球への対応に加えて、本塁打にもこだわっていきたいです」と話した。
この日の3日目は日替わりのキャプテンに指名され、アップなどでも先頭を走った。侍ジャパン大学代表の4番の自覚と共に、大学4年の1年間をどのように駆け抜けるのか非常に楽しみだ。右の強打者としてドラフト1位指名は固いと見られ、秋には何球団が1位指名をするか注目される選手になるだろう。
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