中日が1月14日に、ナゴヤ球場に隣接する昇竜館で今年最初のスカウト会議を開き、健大高崎の158キロ右腕・石垣元気投手、創価大の強打の内野手・立石正広選手、地元トヨタ自動車の155キロ右腕・後藤凌寿投手など、約200人のドラフト候補をリストアップした。
「まだ確認し合った段階」
スカウト会議では約200人のドラフト候補をリストアップし、その中で上位候補となりそうな選手として、他球団も注目する石垣元気投手、立石正広選手の他に、地元トヨタ自動車の155キロ右腕・後藤凌寿投手と同じく地元・高蔵寺の147キロ左腕・芹澤大地投手の名前も挙げられた。
松永スカウト部長は「まだ担当が名前を出し合っている段階。評価が高い選手は何人かいますが、現時点ではまだシーズンも始まっていない。投手、野手含めて現場の意向も出てくるかもしれない。大学生、社会人も含めて今年のこれからの内容も確認しながら、シーズンも見ながらということになる」と話し、現時点での各担当が注目している選手をリストアップしたと話した。
中日は昨年、ドラフト1位で超目玉だった金丸夢斗投手の獲得に成功すると、地元の社会人左腕・吉田聖弥投手や桐光学園の強打者・森駿太選手など有望選手を次々と獲得しており、現時点で大成功のドラフトと評価されている。この勢いを今年も続けるために、まずはこの日、名前の挙げられた選手を1位で獲得して行きたい。
また、今年から指揮を取る井上監督が、秋までにシーズンを戦ってみて補強ポイントがどこと判断するかによっては、投手・野手の指名が代わってくるかもしれない。現時点では昨年は左腕投手を獲得しているので、今年は右の即戦力・後藤凌寿投手が有力と思うが、高橋投手のように高校卒ですぐに活躍できる力が石垣元気投手にあると評価すれば1位指名となってくる。
また野手に課題があるとなれば、立石選手などの1位指名が有力となってくる。特に野手はまだ今年のドラフト候補として出揃っていない感じもあり、これから各地区のスカウトの選手探しとともに、選手も高校、大学、社会人のカテゴリで、もっと活躍する選手が出てきて欲しいという思いもある。秋のスカウト会議で、各補強ポイントに優れた選手が揃った状態で誰を指名するか、みたいな事になって欲しい。
いずれにしても中日は今年もドラフト1位は強気で行く可能性が高いと見られる。競合覚悟で1位指名をしていく事になりそうで、勢いにのる中日は他球団にとって恐ろしい存在になっているのは間違いない。





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