中京大・高木快大投手、今秋登板ゼロも全12球団が調査書、完全試合右腕が復活期す

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今秋ドラフト注目候補の一人、中京大学の最速153キロ右腕・高木快大(はやと)投手(21)が、右肘の不調により今秋のリーグ戦登板がないまま、運命の日を待っている。マウンドから遠ざかる苦しい状況にもかかわらず、そのポテンシャルにはNPB全12球団から調査書が届くなど、評価は揺らいでいない。

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「打たれていることすらうらやましい」苦悩の日々

本来であれば、ドラフトイヤーの秋は最後のアピールの場となるはずだった。しかし、高木快大投手はマウンドに立てずにいる。

大学1年の春からリーグ戦に登板し、今春まで45試合に登板して17勝を挙げる活躍を見せていた。そして昨春は名城大戦で完全試合を達成するとリーグ戦も制し、大学野球選手権でも完封勝利をして侍ジャパン大学代表にも3年生で選出され、世代を代表する投手として評価も一気に上昇、今年の大学トップクラスの右腕となった。

しかしその代償もあり、昨秋に右肘に違和感が生まれると、昨冬に右肘のクリーニング手術を受ける。今春のリーグ戦では5勝を挙げて優勝に貢献したものの、再び肘に違和感を発症。6月の全日本大学選手権は登板を回避し、代表候補合宿にも不参加、この秋もブルペンでの調整が続いている。

「いろんなドラフト候補が抑えた、打ったとアピールをしている。マウンドに立って、打たれていることすらうらやましい」。その言葉に、投げられないもどかしさがにじむ。それでも、「投げている自分を想像することが原動力」と、右腕は決して下を向かない。

主将としてチームを鼓舞、全12球団が注目

投げられない状況でも、主将としての役割は全うした。ベンチから声をからし、進んで用具を運ぶなど、チームのために戦う姿勢を貫いた。半田卓也監督も「ウチのエースは高木。ベンチに必要な存在」と、たとえ投げられない状態でもベンチで存在感を見せる。

そのポテンシャルと野球への真摯な姿勢を持つ高木投手には、全12球団から調査書が届いている。野球に「死ぬまで関わりたい」と話す高木投手のドラフト会議での指名が注目される。

高木 快大 プロフィール

  • 氏名:高木 快大(たかぎ はやと)
  • 所属:中京大学 4年
  • 出身:栄徳高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:180cm・80kg
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速153キロ。3年春にリーグ史上3人目となる完全試合を達成。大学日本代表。右肘の不調で今秋は登板がないが、全12球団から調査書が届いている。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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