立命大・有馬伽久投手が衝撃の10者連続三振で大会新記録、来秋ドラ1候補に4人態勢阪神や巨人・DeNAが注目

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第56回明治神宮大会が14日に開幕し、大学の部1回戦で、立命館大学の来秋ドラフト上位候補左腕・有馬伽久(がく)投手(3年=愛工大名電)が、歴史に残る快投を披露した。6回からリリーフ登板すると、9回1死まで圧巻の10者連続奪三振。1972年に関大のレジェンド・山口高志氏が記録した8者連続を53年ぶりに塗り替える大会新記録を樹立し、4イニングを完全投球。チームの10年ぶり初戦突破に大きく貢献した。

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53年ぶり大会新!4回完全・10者連続K

神宮の舞台で、来年の主役候補が衝撃のデビューを飾った。3-0でリードした6回から2番手としてマウンドに上がった有馬伽久投手。「自分でもびっくりするくらい腕が振れていた。打たれる気があまりしなかった。自信を持って投げられました」と、その左腕がうなりを上げた。

先頭打者を3球三振に仕留めると、奪三振ショーが始まった。7回、8回に三者三振を奪うと、9回先頭も空振り三振に仕留め、ついに10者連続奪三振。関西学生野球リーグの大先輩・山口高志氏の大会記録「8」を53年ぶりに更新した。「関西学生のレジェンドですし…あまり実感はない」と本人も驚く快挙だった。

この日の最速は150キロを計測。4イニングをわずか44球、許した走者はゼロという完璧な投球内容。140キロ台のツーシームもうまくタイミングを外し、そして決め球となったスライダーは切れ味抜群で、奪った三振10個のうち9個がスライダーだった。

スカウト絶賛「今年でも上位」「来年の目玉」

この日はメジャーリーグも含めて、多くの球団がスタンドで視察をしていたが、阪神は畑山統括スカウト以下4人態勢で視察、横浜DeNAや巨人などのスカウトも、有馬投手の投球に釘付けになった。

横浜DeNA・八馬アマスカウトグループディレクター:「スーパーだね。こんなことなかなか見れない。今年でも上位でかかったねって。来年も上位になる」

阪神・岡本スカウト:「奪三振能力が高い。ツーシーム、スライダーのキレも抜群。来年の目玉になる能力は持っている」

巨人・武田チーフスカウト:「東くんを大学時代に見たんですけど、ほうふつさせるような投球」

DeNA・東先輩の激励に応える「打たれる気がしなかった」

今秋のリーグ戦では防御率3点台と不振に苦しんでいたが、大舞台で完全に覚醒した。「打たれる気があまりしなかった。腕が振れていたので自信を持って投げられました」と胸を張った。

この日の試合前、ブルペンには大学OBで今季DeNAで最多勝に輝いた東克樹投手が激励に訪れた。「期待してる、頑張れ」と声をかけられたといい、「東さんの前でこういうピッチングをできたのは僕にとっては良かった」と、偉大な先輩の前で最高の結果を出した。

今秋ドラフトの盛り上がりを目の当たりにし、「自分も絶対1位で呼ばれると思って見ていた」という有馬投手。来年のドラフト1位に向かって、まさにインパクトを残す投球だった。次戦、ドラフト指名選手を3人擁する明治大学との対決にも「自分のピッチングができれば大丈夫」と、強気の姿勢を見せた。

有馬 伽久 プロフィール

  • 氏名:有馬 伽久(ありま がく)
  • 所属:立命館大学 3年
  • 出身:愛工大名電高校
  • ポジション:投手
  • 投打:左投左打
  • 身長・体重:175cm・77kg
  • 主な特徴や実績:2026年ドラフト上位候補。最速151キロの左腕。明治神宮大会初戦で4回完全、大会新記録となる10者連続奪三振を達成。大学日本代表。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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