NTT西日本・松田拓磨投手覚醒か、Honda・石橋良太投手も好投

社会人野球ドラフトニュース2015年ドラフトニュース

 社会人野球日本選手権はNTT西日本とHondaが対戦し、延長10回まで1-1が続いた試合は延長11回にNTT西日本がサヨナラで勝利した。

来年のドラフト候補に

 Hondaは初戦で8回1/3を1失点に抑える好投を見せたルーキーの石橋良太投手がこの日も先発をすると、最速148km/hの速球を記録し、7回6安打無失点と好投を見せた。疲れもあるようで奪った三振は1つだったが、低めの制球で打ち取るピッチングも見せた。

 172cmと小柄ながら拓殖大時代に150km/hを記録しエースとして活躍した投手、来年はドラフト候補としてチームも本人も意識しているようだ。チームはこの日敗れたが来年のドラフト上位候補にノミネートされたと思う。ただしチームには福島由登投手や仲尾次オスカル投手などの先輩もおり、秋ごろにはチーム残留など判断が難しそうだ。

 対するNTT西日本は7回から登板した松田拓磨投手が最速146km/hの速球で、延長11回までの5イニングを2安打4奪三振で無失点に抑える好投を見せてチームに勝利を呼び込んだ。松田投手は神戸国際大付でプロから注目される素質があったが、亜細亜大では東浜巨投手や九里亜蓮投手、山崎康晃投手を越えられなかった。

 2年目となったNTT西日本では今大会で初戦でリリーフとして2回を投げ4三振を奪った。しかし2安打に2四球で1点を失っていた。今大会で活躍を続けて来年のドラフト注目投手になってほしい。

 

戸柱恭孝捕手がサヨナラ打

 試合は延長11回に戸柱恭孝捕手がサヨナラ打を放ってベスト8に勝ち上がった。NTT西日本の佐々木誠監督は来年福岡ソフトバンクのコーチに就任する。初戦で2つの盗塁を刺した強肩とこの日の勝負強さを見せた戸柱選手、来年1年間のプレーによってプロ入りが見えてくる。

 

 継投で3回以降を零封し、8回に中西が同点ソロ。試合を決めた戸柱は「投手が頑張ってくれたので、いい勝ち方につながった」と笑い、会心の一打を「強い気持ちで打席に入れと、いつも監督に言われていますから」と振り返った。今季限りでの退任し、来季はソフトバンクのコーチに就任予定の佐々木誠監督は「選手は力を出し切っている」と評していた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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