巨人も田中正義投手獲りへ本腰

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巨人はこの日の創価大・田中正義投手の始動に、山下スカウト部長と吉武スカウトの2人のスカウトが視察に訪れ、獲得に向けて本腰を入れている。

大物選手の獲得

巨人はここ数年、ドラフト1位で指名競合が最も多い選手への指名を行っていない。2015年は桜井俊貴投手、2014年は岡本和真選手を単独1位指名、2013年も石川歩投手を指名し千葉ロッテと競合したが2球団の指名で、その年に5球団が指名重複した松井裕樹投手ではなかった。

2010年は沢村拓一投手、2011年は菅野智之投手を指名(日本ハムと競合し抽選で外す、2012年に単独で1位指名)し、二人は大学NO.1投手と評価されていたが、メジャー入りを示唆させての実質的な逆指名によるもので、他球団が手を引いた感じだった。

2006年に堂上直倫選手を1位指名し3球団が重複、その前は1993年から始まった逆指名や自由枠ドラフトで、それを駆使して選手を獲得していたため、大物選手へ競合覚悟での指名といえば、1992年の松井秀喜選手以来という事になる。

しかし今年は、山下スカウト部長も「全スカウトが田中を凄いと言っている」と話し、スカウト陣が一致をして田中正義投手を評価していることを明かし、この日も自ら視察に訪れるなど本腰の姿勢を見せた。現在のドラフト会議では、選手が特定の球団を強く希望するという事も無くなり、逆指名をさせるような奥の手は使いにくくなっている。その事からも田中投手には多くの球団が1位指名をしてきそうで、巨人が松井秀喜選手以来の大物選手獲得参戦となるか注目したい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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