神奈川大会では横浜商の193cm85kgスラッガー・笹川吉康選手が火を噴いた。横浜スタジアムのライトスタンドにライナーで突き刺さる、推定120m弾を放った。
活動休止明けからホームラン量産し通算40本
笹川吉康選手は、この日の大磯戦の初回に打席に立つと、「カーブ狙いでした」とカーブを待って振り抜きと、打球は横浜スタジアムのライトスタンドに突き刺さる、推定120mのライナー弾となった。
笹川選手は、活動休止明けから練習試合などで12本塁打を放ち、ホームランを量産している。この日のほーむらんで高校通算40号とした。「夏最初の打席で緊張もあったが、1打席目の一振りで一気に緊張がほぐれました」と話した。
またこの日は投手として先発すると、4回まで2安打3奪三振無失点と好投を見せた。ストレートは140キロを記録し、フォークボールも投げるが、こちらについては「投手はあまり好きではないです」と話した。試合は10-0、6回コールドで勝利した。
笹川選手は試合後に「4年後に注目してもらえる保証もないですし、ケガもある。目の前にチャンスがあるならば挑戦したい」と話し、今年、プロ志望届を提出する意思を明らかにした。
この大会はスカウトが視察できないが、大会後の練習グラウンドにスカウトが、さらに足を運ぶような活躍を、この大会で見せたい。

1メートル93、85キロの笹川がスケールの大きさを発揮した。初回、横浜スタジアムの右翼席に一直線に突き刺した推定120メートルの先制弾に相手の大磯ベンチもざわめいた。
「プロと同じ球場で打ててうれしい。ひと振りで緊張を解くことができた」
その先にあるのはプロ野球選手になること。「大学に行って4年後また注目されるとは限らない。ケガのリスクもある」と高卒からのプロ入りを目指す。
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