東海大甲府は、プロ志望届を提出している渡部海夢選手の場外ホームランで、山梨学院の5連覇を阻止し優勝した。
3歳からの夢
4-4の7回1アウト、打席立ったのは渡部海夢選手。宝塚リトルでは小園海斗選手(2018年・広島ドラフト1位)の2つ後輩で、東海大甲府では1年の秋から試合に出場している。先日、プロ志望届を提出した選手だ。
渡部選手は真ん中の甘いストレートを振りぬくと、打球はライト後方の林に飛び込む場外ホームランとなり、これが決勝点となって東海大甲府が5-4で勝利した。山梨学院の5連覇を阻んだ。
このホームランには高橋周平選手などを育てた村中監督も。「場外は見たことがない。周平よりも凄い」と話した。渡部選手は「本当にうれしい。ホームランは狙っていなかったけど、つなげばなんとかなると思った。一番の感触でした」と話した。
これで高校野球が終わる。次の目標に向けて渡部選手は「3歳から野球をやってきて、プロは夢なので実現させたい。小園さんのような選手になりたい」と話す。今後、プロ志望高校生合同練習会などでプロへのアピールをし、秋のドラフト会議に臨む。


「3歳から野球をやってきて、プロは夢なので実現させたい。小園さんのような選手になりたい」と渡部。この夏は地方大会を制しても踏めない甲子園の土は、プロ野球選手となって踏みしめる。
4―4で迎えた7回1死。主砲は左腕・宮下龍希(2年)の投じた甘い直球に反応した。打球は両翼92メートルの球場の右翼後方の林へ。「場外は見たことがない。(中日の高橋)周平よりも凄い」と数多くのプロ選手を輩出してきた村中秀人監督も目を丸くした高校通算21号の決勝弾だ。
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