共栄大3年の151キロ右腕・小向直樹投手が、7回2アウトから連投となるマウンドに上がり、9回は三者から三振を奪うなど打者9人から5三振を奪う力投を見せた。
中日スカウト評価
前日の白鴎大戦で先発し、8回3安打10奪三振無失点の好投を見せた小向直樹投手は、この日の日体大戦も7回、9-8と追い上げられなおも2アウト3塁の場面で登板すると、最初の打者に四球を与えたものの、次のバッターから三振を奪い、追加点は与えない。そして8回を0に抑えると、9回には三者三振を奪った。
打者9人から5つの三振を奪う快投で1点リードを守り切り、首都リーグチャンピオンの日体大を破った。「疲れはなかったです。前日の投球が自信になりました。連投はリーグ戦で慣れているので、明日以降も大丈夫です」と話した。
小向投手は185cmの長身から投げ下ろす151キロの速球と、スライダー、スプリット、チェンジアップ、ツーシームといった変化球を、ストレートと同じような腕の振りから、狭いピッチトンネルに通して投げることができる。「監督から言われて取り組みました。最初は難しかったけれど、昨年の秋頃から出来るようになりました。最も自信があるのはスプリットです」と話す。
この日視察した中日の正津スカウトも「直球も変化球も同じように腕が振れる」と評価する。来年はかなり注目される投手となりそうだ。
スライダー、スプリット、チェンジアップ、ツーシームを操る小向の武器となっているのは、直球と変化球を同じ腕の振りで投げられる点だ。「監督から言われて取り組みました。最初は難しかったけれど、昨年の秋頃から出来るようになりました。最も自信があるのはスプリットです」と小向。勢いのある腕の振りから投じられる変化球は、多少ストライクゾーンから外れても、バットが回ってしまう。
185センチからの角度ある直球とスライダー、スプリットなど多彩な変化球を武器に、これで初戦8イニングと合わせて10イニング1/3を無失点。視察した中日の正津スカウトは「直球も変化球も同じように腕が振れる」と高く評価した。
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