創価大の来年のドラフト候補左腕・鈴木勇斗投手が、148キロの速球を軸に9回156球を投げて完投した。
8回に最速を記録
鈴木勇斗投手は最速149キロのストレートと、スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を投げる左腕投手で、来年のドラフト候補の1人。
この日の国際武道大戦では、9回まで156球を投げて4安打12奪三振3失点で完投勝利を挙げた。序盤は「直球頼りになってしまった」と変化球が制球できずに苦労したが、5回にフォームを修正するとコントロールが落ち着き、後半は変化球でカウントを取れるようになった。
スタミナも十分だった。この日の最速となる148キロを記録したのは8回で、その8回は2つの三振を奪うと、9回も2奪三振で締めた。「疲れはあまり感じたことがない」と話す。
岸監督は「自信をつけたと思う。ウチの左腕では、この大会で八木がブレークしたのを思い出すね」と話し、創価大から2005年の希望入団枠で日本ハムに入団し、1年目に12勝を挙げた八木智哉投手(現中日スカウト)と比較をした。またこの日、視察をした東北楽天の鷹野スカウトは「強い球があってスタミナも十分。左の先発として楽しみ」と評価した。
172cmの149キロ左腕は、来年のドラフト戦線のダークホースになりそうだ。
来年のドラフトに向け、楽天の鷹野スカウトは「強い球があってスタミナも十分。左の先発として楽しみ」と評価した。
圧巻だったのは終盤だ。「疲れはあまり感じたことがない」とスタミナに自信を持つ左腕は8回に自己最速まであと1キロに迫る148キロを計測し、2三振を奪うと、球数が140球を超えた9回も球威は全く落ちず、またも2三振を奪って試合を締めた。
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