日刊スポーツは、昨年の大学生編に続き、2022年のドラフト候補、高校生編を掲載している。記事では花巻東・田代旭選手、京都国際・森下瑠大投手を大きく紹介し、高校生のドラフト候補46人のリストを載せた。
強肩強打の捕手
花巻東の田代旭選手は、花巻東の4番バッターとして高校通算41本塁打の強打と、二塁送球1.8秒の強肩捕手として注目されている。
打撃では、MLBのハーパー選手の打撃を参考に、フルスイングで左右に長打を放つ。フォロースルーにもこだわりを持ち、「自分の身上はフルスイング」と話す。明治神宮大会でもライトスタンドにホームランを放ち、その力を見せた。
また、捕手としても花巻東の技巧派左腕・萬谷大輝投手を巧みにリードし、二塁送球1.8秒の強肩を見せる。
田代選手は明治神宮大会について、「課題も見つかりましたけど、自信にもなりました」と話し、将来について「高卒プロ入りを目指します」とプロ志望を明らかにした。
秋のドラフト会議では指名の可能性が高いと見られる。
日本一のサウスポー
京都国際の森下瑠大投手は、最速143キロのストレートにカーブ、チェンジアップなどの変化球をコントロール良く投げ、昨年は春夏の甲子園に出場し、夏はベスト4進出を果たした。また、秋の近畿大会・和歌山東戦では6回から登板し、4イニングで6奪三振を奪う快投を見せた。
すでに12球団のスカウトが視察に訪れるなど注目度は高いが、日本一のサウスポーに向けて「140キロ後半を投げられるようになりたい。平均で145キロを投げられるように。今年の高校野球は森下だ、と言われるくらいの選手になって、日本一のプレーヤーを目指したい」と話す。
球速が145キロを超えてくれば、ドラフト上位指名は確実だろう。今年の高校生左腕の中心にいる選手であることはもう間違いない。
また特集では高校生のドラフト候補46人を掲載している。リストについては2022年ドラフト候補一覧に反映してゆきます。

右に左に強打・強肩、花巻東・田代旭 ー日刊スポーツ紙面
日本一のサウスポーへ、京都国際・森下瑠大 ー日刊スポーツ紙面
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