昨夏の覇者・京都国際がセンバツに出場する智弁和歌山と練習試合を行い、注目の左腕・西村一毅投手が6回3失点に抑えた。巨人のスカウトが評価をしたが試合後に大学進学を表明した。
4年後にドラフト1位で
昨夏の甲子園で24イニング投げて自責点0で優勝に大きく貢献した京都国際の西村一毅投手だが、昨秋はチームが京都大会4回戦で敗れ、センバツ出場はのがしていた。
この日はそのセンバツに出場する智弁和歌山と練習試合を行い、「甲子園に出るチームに勝たないと、甲子園で勝つことは絶対できない。チームで力をつけていきたい」と西村投手が先発したが、昨夏の甲子園ではほとんど打たれなかった得意のチェンジアップを駆使したものの6回101球を投げて8安打で3失点、長打を浴び「格の違いを見せつけられて、力負けしました」と話した。
夏はまだ線が細かったがこの冬に体重を8kg増やした。昨年のエース・中崎琉生投手が抜けたものの、侍ジャパンU18代表で活躍した姿を見て「夏に甲子園に戻ることを目標にしている。U18もすごく行きたい気持ちがある」と話し、代表入りを目標にしている。
この日は5つの三振を奪うなど、空振りを奪える変化球と球のキレを見せ、視察した巨人の榑松スカウト次長も「投球センスが素晴らしい。一段も二段も上がっている」と評価した。しかし、この日進路について聞かれると、プロ志望届の提出は「ないです」と話し、小牧監督も「4年後のドラフト1位を」と大学進学を希望している事を明かした。
監督も「欲が出てきたのが成長。」と話し、夏の甲子園、U18、そして4年後のドラフト1位指名と目標を次々と挙げていく西村投手の成長を見守っている。今年のドラフト候補とならなくなるのは残念だが、大学で球速を150キロ台に乗せ、現在のスライダーやチェンジアップを投げることができれば、昨年の金丸投手のような注目度で4年後のドラフト1位指名候補となるだろう。




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