大阪ガスが三菱重工Westとオープン戦を行い、151キロ右腕の河野佳投手、スラッガーの三井健右選手などの視察に9球団12人のスカウトが集まった。
9球団12人スカウト視察
大阪ガスには、河野佳投手、三井健右選手などドラフト会議で指名されそうな選手がおり、この日は9球団12人のスカウトが視察、阪神は和田TA、畑山統括スカウトなど3人態勢で視察をした。
河野佳投手は先発をすると、5回を投げて5奪三振2失点、初回こそボールが高めに浮いたが、2回以降は140キロ後半の速球で空振り三振を奪い、最速は148キロを記録した。「久しぶりの感覚。最速は変わってませんが、平均で145、6、7と出て成長している」と手応えを感じさせる内容だった。
視察したスカウトからは、
東北楽天・後関スカウト部長:「制球もそれなりにいいし、自滅するタイプではない」
中日・山本スカウト:「球の強さは出ている」
と評価した。
昨年に社会人野球のタイトルを総なめにし、今年のドラフト1位指名は確実と見られていたが、球の力がやや落ちた投球が続き、変化球でなんとか粘ろうとするも、都市対抗本戦では1イニングに3本塁打を浴びるなど、思うような投球が出来ていなかった。
しかし、この日はストレートの力がやや戻ってきたような内容で、プロのスカウトが期待している投球に近づいてきているかもしれない。
社会人の公式戦は10月30日から始まる日本選手権だが、その前にドラフト会議が行われる。河野投手は「ドラフトはあくまで選手権前の経過。意識せず、選手権でいい結果を出せるように」と話した。
また、三井健右選手はこの日は8回にライナーで左中間にヒットを打つなどアピールをした。「長打もそうですが、あまり三振をしない点は自分でも評価できる」と話し、確実性についてもアピールした。

この日は9球団12人のスカウトが集結した。阪神は畑山統括スカウト、和田テクニカルアドバイザーら最多の3人態勢だった。楽天後関スカウト部長は「制球もそれなりにいいし、自滅するタイプではない」と評価。中日山本スカウトも「球の強さは出ている」と評した。
コメント
中日ドラフト予想
1位 内藤(内野手・右打・日本航空石川高)
2位 イヒネ(内野手・左打・誉高)
3位 仲地(投手・右投・沖縄大)
4位 長谷部(投手・左投・トヨタ自動車)
5位 勝又(内野手・右打・富士宮東高)
6位 森山(投手・左投・阿南光高)
7位 大畑(投手・右投・西部ガス)
打てる内野手不足は深刻。昨年のような思い切った補強が必要と思います。