社会人野球日本選手権では、ENEOSがミキハウスに0−2で完封負けし、初戦で敗退した。オリックスにドラフト5位で指名された東山玲士投手が先発し、4回2安打1失点と好投したものの、元巨人のドラフト1位・桜井俊貴投手がENEOSを完封した。
東山投手は4回1失点
先発した東山玲士投手は、2回にソロホームランを浴びて1失点したものの、それ以外は安定した投球で4回を投げ、2安打3奪三振1失点という内容で、さすがのドラフト指名選手の実力を見せた。
しかし、この日は味方打線が完封されて0−2で敗れ、ENEOSでの最後の登板となった。「すごく悔いの残る一球。甘く入った」とホームランを浴びた投球について話し、「自分はまだまだ詰めが甘い。プロの世界で、厳しい場面で抑えられる投手にならないといけない」とプロでさらなる成長を誓った。
桜井投手が完封
巨人に2015年のドラフト1位で指名された桜井俊貴投手は、2022年の現役を引退した後、昨年はスカウトとして活動して、ENEOSで横浜DeNAにドラフト1位で入団した度会隆輝選手などを視察していた。
その時に見ていたENEOSについて分析をしていたのかは分からないが、この日は角度のある球と相手の弱点を攻め、3回以降は無四球、8回まで二塁も踏ませずに9回5安打7奪三振で完封した。7回には150キロも記録した。
元ドラフト1位投手としての貫禄を見せた桜井投手は、「チームとしてやることは守り勝つところなので、ピッチャー中心にやっていけるよう、しっかり投げていきたい」と話した。
大久保監督が勇退
ENEOSは初戦を突破することができなかった。都市対抗4度の優勝を誇る大久保監督が今年いっぱいで優待することを発表しており、「悔しい。桜井君に対して点数を取るのは簡単ではないと思っていた。想定はしていたが」と敗戦について話しと、「寂しさはない。やり切った感じ。感謝しかない」と話した。
今後はENEOSのチームディレクターとして、チーム作りに携わっていく。




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