甲子園で熱戦が続く中、来年の春のセンバツ出場を目指す戦いが静岡で始まる。二塁送球1.85秒の後藤幸樹選手は「進路はプロ一本です」と明言し、センバツでのアピールを目指す。
プロ一本
夏の甲子園でも、横浜の織田翔希投手、沖縄尚学の末吉良丞投手、山梨学院の菰田陽生投手といった2年生が躍動し、静岡代表も聖隷クリストファーでも2年生左腕の高部陸投手が圧倒的な投球を見せ、勝ち上がっている。
その静岡では明日16日から秋季高校野球大会の予選がスタートする。沼津商の後藤幸樹捕手は180cm80kgの体格があり、二塁送球は1.85秒を記録、50m5.9秒という足も見事な身体能力の高い選手で、2023年のドラフト4位で東京ヤクルトに入団した鈴木叶捕手(常葉大菊川)以来の大型捕手として注目されている。
後藤選手は「進路はプロ一本です」と話し、「支配下が理想ですけど、育成でもそこから支配下に上がる。兄の夢だった続きを僕が引き継ぎます」と話した。4歳上の兄に憧れて3歳で野球を始めた。兄が高校の途中でプロへの夢を断念したが、弟がその夢を受け継ぐ。
プロ入りへの道として、センバツ出場を目指す。そのための予選の初戦は強豪の日大三島が相手だが、「まずはチームが勝つことが優先。初戦が日大三島に決まって、やってやろうと思いましたし、そのために活躍ができたら」と話す。
織田投手、末吉投手、そして高部投手とともに、来年のドラフト会議への舞台に立つのは誰か、早くも戦いは火蓋を切っている。
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沼津商・後藤、プロの夢をつかみ捕る スポーツニッポン静岡版
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