NTT西日本は5年連続ドラフト指名へ、成瀬脩人選手が巨人・泉口選手に続く

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社会人野球の名門で、昨年まで4年連続でドラフト指名選手を輩出しているNTT西日本から、また一人、プロ注目の遊撃手が登場した。入社2年目の成瀬脩人内野手(24)は、広い守備範囲と安定した送球、勝負強い打撃を武器に、2年連続で都市対抗8強入りに貢献。社会人チーム最長となる5年連続のプロ野球選手輩出へ、大きな期待を背負う。

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高校でスタートした遊撃手の道

華麗なグラブさばきで遊撃の定位置を守る成瀬脩人選手は、中学時代には捕手として日本代表でMVPに輝くなど活躍を見せていた。強豪の東海大菅生に進学すると、打撃を買われ捕手から内野手に転向したが、そこで安定した送球を軸に、ショートとして守備のうまさを評価されるようになった。

それでも、東海大学時代も含め、7年間で全国の舞台を踏むことはできなかった。しかし、「拾ってもらった」というNTT西日本で1年目からスタメンに定着し、チームを2年連続で都市対抗ベスト8に導いた。「東海大菅生を選んだことで、今も野球をできている」と、厳しい環境が自らを成長させたと感謝を口にする。

目指すは坂本選手、身体能力は泉口選手以上

そのポテンシャルは、指揮官も認めるところだ。河本泰浩監督は「守備範囲が広くて送球が安定している。身体能力の高さは泉口より上」と、2023年にNTT西日本から巨人にドラフト4位で指名された先輩・泉口友汰選手と比較し、その能力を高く評価している。

その泉口選手は巨人の遊撃手として今年、133試合に出場して154安打、打率.301、6本塁打と花開き、社会人の内野手にも注目が集まっている。成瀬選手が憧れの存在として名を挙げるのは巨人・坂本勇人選手だ。「第2の坂本と言われたい」と目標を掲げ、攻守にわたって躍動感あふれるプレーを見せる。

5年連続プロ入りへ、先輩の背中追い

NTT西日本からは、2021年のドラフト4位で野村勇選手選手が福岡ソフトバンクに指名されると、2022年は平良竜哉選手が東北楽天にドラフト5位で指名され、2023年は泉口選手が4位、そして昨年は伊原陵人投手が阪神のドラフト1位で指名された。

今年、成瀬選手が指名されれば、NTT西日本では最長となる5年連続のドラフト会議での指名となる。成瀬選手は泉口選手とは入れ違いだったが、泉口選手が抜けたショートのポジションを1年目から守った。そして、伊原投手とは昨年1年間共にプレーしている。

「プロに入って、お世話になってきた方々に恩返しがしたい」と話す成瀬選手、社会人最長となる5年連続のプロ入り、そして球界を代表する遊撃手へと期待がかかる。

成瀬 脩人 プロフィール

  • 氏名:成瀬 脩人(なるせ しゅうと)
  • 所属:NTT西日本
  • 出身:東海大学菅生高校 – 東海大学
  • ポジション:内野手
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:176cm・78kg
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。広い守備範囲と安定した送球が魅力の遊撃手。2年連続で都市対抗8強入りに貢献。中学時代にシニア日本代表でMVP。
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【社会人野球】NTT西日本から5年連続プロ入り目指す強肩遊撃手・成瀬脩人「『第2の坂本』と言われたい」  - スポーツ報知
23日にプロ野球・ドラフト会議が行われる。泉口(現巨人)や伊原(現阪神)を輩出した社会人のNTT西日本では、成瀬脩人内野手(24)らが指名候補に挙がっている。勝負強い打撃と広い守備範囲で、都市対抗大
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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