【大学野球】立命大・坂下晴翔選手が神宮準Vで有終の美、不動のリードオフマンが「証券マン」へ転身

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明治神宮野球大会で創部初の準優勝を果たした立命館大学(関西五連盟第二代表)。その快進撃を「1番・中堅手」として牽引したのが、北海道岩見沢市出身の坂下晴翔選手(4年・立命館慶祥)だ。チームを勢いづけるリードオフマンとして全4試合で躍動し、大学野球生活の集大成を神宮の杜に刻んだ。卒業後は野球選手としての第一線を退き、証券会社での勤務が決まっている。「ラストゲーム」で見せた輝きと、新たなステージへの決意を追った。

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「負ければ終わり」覚悟の猛打でチームを牽引

「とにかく楽しもう。そうすればおのずといいプレーはできる」。最後の大会と心に決め、毎試合自分に言い聞かせて打席に立った。その言葉通り、坂下晴翔選手のバットは初戦から火を噴いた。

1回戦の相手は、地元の東農大北海道オホーツク。坂下選手は、初回先頭打者として二塁打を放ちチームに勢いをもたらすと、この試合5打数4安打の大暴れで、その実力を見せつけた。続く準々決勝の明治大学戦では、タイブレークの延長10回にチャンスを広げる右前打を放ち、優勝候補撃破に貢献した。

神宮で見上げた「いい景色」、次はビジネスの世界へ

準決勝の名城大戦でも安打を放ち、決勝へと駒を進めた立命館大。決勝では青山学院大に0-4で敗れ、悲願の日本一には届かなかったが、坂下選手は「目標は日本一」と公言してきただけに悔しさを滲ませつつも、「やり切った」と充実の表情を見せた。最後の打席を終え、神宮球場から見た光景を「いい景色だった」と振り返る。

岩見沢南小1年から16年間注ぎ続けた野球への情熱は、大学卒業をもって一区切りし、来春からは「証券マン」として社会人の新たな打席に立つ。「コミュニケーション力やチームワーク。野球で培ってきたものを生かしていきたい」。グラウンドで培った人間力を武器に、ビジネスの世界でもヒットを量産するリードオフマンになる。

坂下晴翔 プロフィール

  • 氏名: 坂下 晴翔(さかした・はると)
  • 所属: 立命館大学(4年)
  • 出身: 北海道岩見沢市(立命館慶祥高校卒)
  • ポジション: 外野手(中堅手)
  • 投打: 右投左打
  • 主な特徴や実績: 立命館大不動のリードオフマン。今秋リーグ戦では優勝に貢献するサヨナラ打を放つなど勝負強さを発揮。明治神宮大会でも攻守に躍動し、チームを初の準優勝に導いた。卒業後は証券会社に就職予定。
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【大学野球】立命大の1番打者として明治神宮大会準優勝に導いた坂下晴翔…現役最後の球場は「いい景色だった」 - スポーツ報知
立命館慶祥から関西の強豪、立命大に進んだ岩見沢市出身の坂下晴翔中堅手(4年)が、明治神宮大会(14~19日)での4試合でリードオフマンとして活躍し、チームを創部初の準優勝へと導いた。岩見沢南小1年の
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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