2021年ドラフト会議は、12球団は思惑通り指名をすることができたのか、事前に評価されていた選手が獲得できたのか、12球団の指名の点数を付けてみます。
12球団のドラフト点数
DeNA | 日本ハム | 中日 | 西武 | 広島 | ソフト バンク |
巨人 | 楽天 | 阪神 | 千葉 ロッテ |
ヤクルト | オリックス |
61 | 73 | 58 | 69 | 60 | 54 | 62 | 53 | 73 | 59 | 56 | 59 |
12球団評価
最も評価する指名は阪神、北海道日本ハムの2球団。阪神は森木投手の獲得や左腕投手、外野手、リリーフ投手など補強ポイントで好選手を獲得した。北海道日本ハムは高く評価された選手を下位で残すこと無く指名していく形で、将来の夢を広げた。
次に来るのが埼玉西武。1位2位3位で評価の高い選手を補強ポイントにピタリと獲得した。
その次はオリックス、千葉ロッテ、巨人、広島、中日、横浜DeNAとなる。
採点が低かった東北楽天と福岡ソフトバンクはだが、東北楽天は石井GMの独自の評価ポイントで指名順位を繰り上げて指名し、千葉ロッテのように上位で評価していた選手を途中で指名することもなかった。福岡ソフトバンクは1位の風間投手は満点で3位まではドラフト前に評価されていた選手だが、4位以降はそれほど評価されていない選手で、支配下指名も5人と少なかった事による。
こちらの採点ではこの様になっただけで、将来はこの採点を覆す事になるかもしれない。
評価の説明
◆補強点(30点)・・・各球団の補強ポイントと、それに対して効果的な選手を獲得できたか
◆獲得選手点(90点)・・・支配下指名選手と育成も含めて9人まで(日本ハムの支配下指名人数)の点数。育成選手は個人的に評価した選手に点を与える。一人最高10点で合計90点。
◆指名順位点(各1点)・・・その順位で獲得が難しいとされていた選手を獲得したポイント
合計で120点前後。
セリーグ採点
東京ヤクルト
高:2、大:2、社:1、独:1 全6人
総合点 56点 補強点:22点、 獲得選手点:33点、 順位点:1点 |
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補強ポイント | ①先発左腕投手 7 ②リリーフ投手 7 ③若い外野手 8 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | ×隅田知一郎 山下輝 投 法政大 |
8 | 0 | 即戦力左腕投手の獲得を狙う ポテンシャル十分だが即戦力としては少し時間が必要 ドラフト1位指名級 |
2 | 丸山和郁 外 明治大 |
6 | 0 | 若い外野手の獲得 俊足が持ち味も打撃と守備で粗さも ドラフト中位級 |
3 | 柴田大地 投 日本通運 |
6 | 0 | 速球派リリーフ投手の獲得 156キロに140キロフォークあるも実戦少ない ドラフト中位級 |
4 | 小森航大郎 内 宇部工 |
5 | 0 | 将来の内野手候補 足が抜群、打率残せパンチ力ある ドラフト中位級 |
5 | 竹山日向 投 享栄高 |
6 | 1 | 将来の投手 150キロ右腕でまだ成長途中 ドラフト中位級 |
育1 | 岩田幸宏 外 BC信濃 |
2 | 0 | 足のスペシャリスト 50m5.7秒の足で巨人3軍でも2盗塁 育成級 |
総評 | ||||
即戦力一番手だった隅田投手を外したものの、ドラフト1位級の左腕投手を獲得 外野手、リリーフ投手と補強ポイントを埋める指名となった。 小森選手、竹山投手も将来が非常に楽しみな選手。 |
阪神
高:3、大:4、社:1、独:0 8人
総合点 73点 補強点:25点、 獲得選手点:46点、順位点:2点 |
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補強ポイント | ①即戦力左腕投手 8 ②将来のエースの投手 10 ③強打の外野手 7 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | ×小園健太 森木大智 投 高知高 |
9 | 将来のエースの1位指名を狙う 150キロ超す速球投げまだ成長途中 ドラフト目玉級 |
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2 | 鈴木勇斗 投 創価大 |
7 | 左の先発投手の獲得 昨秋は勢いある球、今年はやや制球苦しむ 即戦力としては少し時間が必要 ドラフト中位級 |
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3 | 桐敷拓馬 投 新潟医福大 |
6 | 左の先発投手の獲得 変化球投げ分け、今秋に好調 ドラフト中位級 |
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4 | 前川右京 外 智弁学園 |
6 | 1 | 左のスラッガー外野手 長打力のパワーある打撃、悩みながらも成長 ドラフト中位級 |
5 | 岡留英貴 投 亜細亜大 |
6 | 1 | 右のリリーフ投手 変則フォームで力ある球、今秋好調 ドラフト中位級 |
6 | 豊田寛 外 日立製作所 |
2 | 右の強打者の外野手 高校時から実績あるも社会人で飛び抜けて目立ってはいない ドラフト下位級 |
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7 | 中川勇斗 捕 京都国際 |
2 | 高校生捕手 リードが卓越し、甲子園で本塁打の長打力 ドラフト下位級 |
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育1 | 伊藤稜 投 中京大 |
2 | 左の先発左腕の獲得 少し粗さあるも150キロ速球魅力あり ドラフト下位級 |
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総評 | ||||
矢野監督は1位で将来のエースを選択。小園投手外すも森木投手獲得できた 最大の補強ポイント・左腕投手は、狙った選手はすでに取られていたようで、複数人を指名した形。伊藤選手も中位で狙っていたのが残っていたので指名したのだろう。 強打の外野手候補も獲得し競争が厳しくなる。 |
読売
高:8、大:7、社:0、独:1 16人
総合点 62点 補強点:19点、獲得選手点:42点 順位点 :1点 |
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補強ポイント | ①先発左腕投手 7 ②リリーフ投手 7 ③外野手 5 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | ×隅田知一郎 翁田大勢 投 関西国際大 |
6 | 先発左腕を外しリリーフ投手の獲得に変更 球速速くさらに成長期待も少し時間が必要 ドラフト中位級 |
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2 | 山田龍聖 投 JR東日本 |
7 | 1位で左腕獲得せず2位で指名 153キロ力あるも社会人で実績まだ少なく時間必要 ドラフト上位級 |
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3 | 赤星優志 投 日本大 |
7 | 先発右腕投手 動く球を使い投球ができる。即戦力として期待 ドラフト中位級 |
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4 | 石田隼都 投 東海大相模 |
7 | 将来の先発左腕投手 センバツで伸びのある速球とキレ良い変化球 将来期待できる ドラフト中位級 |
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5 | 岡田悠希 外 法政大 |
4 | 左打ちの外野手 パンチ力もあるが足もあるが、それほど目立った存在ではなかった ドラフト下位級 |
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6 | 代木大和 投 明徳義塾 |
4 | 将来の先発左腕投手か外野手 制球力とスタミナがあり、球速くなれば面白い ドラフト下位級 |
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7 | 花田侑樹 投 広島新庄 |
5 | 1 | 将来の先発右腕投手 140キロ中盤だが本格派として将来期待できる 意外と早いタイミングで1軍に顔を出すかも ドラフト中位級 |
育1 | 鈴木大和 外 北海学園大 |
– | 足のスペシャリスト 50m5秒台の俊足見せる。打撃は未知数 育成級 |
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育2 | 高田竜星 投 BC石川 |
– | 速球派右腕投手 昨年も速球の力みせ、さらに速く成長 育成級 |
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育3 | 亀田啓太 捕 東海大 |
– | 強肩捕手 体の大きさと肩の強さでポテンシャルある 育成級 |
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育4 | 笹原操希 外 上田西 |
– | 右の外野手 1番だがパンチ力あり、身体能力に優れた選手 育成級 |
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育5 | 鴨打瑛二 投 創成館 |
1 | 特徴ある左腕投手 195cmの長身左腕、今夏は投球もしっかりできていた 育成級 |
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育6 | 菊地大稀 投 桐蔭横浜大 |
– | 先発右腕投手 150キロの伸びあるストレートが魅力 育成級 |
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育7 | 京本真 投 明豊 |
1 | 先発右腕投手 長身から140キロ後半、今夏成長した投球みせた ドラフト下位級 |
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育8 | 富田龍 投 四国学院大 |
– | 左腕投手 147キロの速球は威力感じさせる 育成級 |
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育9 | 川嵜陽仁 投 誉高 |
– | 将来ある右腕投手 ダイナミックなフォームから146キロ 育成級 |
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育10 | 大津綾也 捕 北海高 |
– | 将来期待される捕手 小柄もセカンドまで1.8秒台の強肩 育成級 |
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総評 | ||||
今年の1軍投手に苦しみ即戦力投手の獲得を狙ったが、1位、2位は共に少し時間のかかる投手をとった印象。3位の赤星投手が先発陣を埋めそうだ。 石田投手は将来が楽しみで、育成含めても楽しみな選手が多い。試合の機会を与え、モチベーションを高く維持できるかがポイント。 |
広島東洋
高:5、大:2、社:4、独:0 11人
総合点 60点 補強点:20点、 獲得選手点:39点 順位点:1点 |
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補強ポイント | ①即戦力の先発左腕投手 9 ②強打の外野手 6 ③各ポジションの充実 5 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | ×隅田知一郎 ×山下輝 黒原拓未 投 関西学院大 |
7 | 即戦力左腕を評価順に指名した形 2人外したが黒原投手を獲得できたのは一安心 ドラフト上位級 |
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2 | 森翔平 投 三菱重 West |
8 | 即戦力先発左腕投手 制球課題あるも実績あり、キレある左腕はリーグを代表する投手となりそうだ ドラフト上位級 |
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3 | 中村健人 外 トヨタ自動車 |
6 | 強打の外野手として指名 大学時からの打撃の良さあり、正木選手に次ぐ力ある ドラフト中位級 |
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4 | 田村俊介 外 愛工大名電 |
7 | 1 | 将来の左打ちの外野手 強肩で強打、鈴木誠也選手のような可能性ある ドラフト中位級 |
5 | 松本竜也 投 Honda 鈴鹿 |
5 | 先発・リリーフ右腕投手 伸びのある速球で三振奪える投手でリリーフも ドラフト下位級 |
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6 | 末包昇大 外 大阪ガス |
2 | 強打の外野手 大型の右の打者でパンチ力あるが、社会人ではあまり目立っていない ドラフト下位級 |
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7 | 高木翔斗 捕 県岐阜商 |
2 | 将来の捕手 大型捕手として1年から注目、打撃に課題 ドラフト下位級 |
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育1 | 新家颯 投 田辺高 |
将来の左腕投手 142キロ速球で奪三振多く、和歌山屈指の左腕 育成級 |
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育2 | 前川誠太 内 敦賀気比 |
1 | 将来の内野手 走攻守そろい打撃も良い、特徴を出したい 育成級 |
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育3 | 中村来生 投 高岡第一 |
1 | 将来の右投手 190cmから145キロの速球、体できてから楽しみ 育成級 |
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育4 | 坂田怜 投 中部学院大 |
制球型右の先発投手 186cmと大型だが制球力で抑える投手 育成級 |
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総評 | ||||
将来のエースとして高校生指名を考えていたが、戦力を考えて即戦力左腕を指名。隅田投手、山下投手を逃したが、黒原、森投手でカバーした。 |
中日
高:2、大:3、社:0、独:1 6人
総合点 58点 補強点:22点、 獲得選手点:35点 順位点:1点 |
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補強ポイント | ①右の即戦力外野手 10 ②リリーフ左腕投手 7 ③将来の捕手・内野手の充実 6 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | ブライト健太 外 上武大 |
8 | 右の即戦力外野手 まだ粗さあるも足・肩があり、チャンスに強く強打もある選手で魅力ある ドラフト上位級 |
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2 | 鵜飼航丞 外 駒澤大 |
7 | 右の即戦力外野手 フォーム良くスイングもパワーあり、軽く当ててもスタンドに運ぶ力あり、コンタクトが課題 ドラフト中位級 |
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3 | 石森大誠 投 九州火の国 |
7 | 左のリリーフ投手 球威十分で成長続ける左腕、変化球も◎ ドラフト中位級 |
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4 | 味谷大誠 捕 花咲徳栄 |
5 | 将来の捕手 肩は高校トップクラス、打撃もだんだん良くなっている ドラフト中位級 |
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5 | 星野真生 内 豊橋中央 |
4 | 将来の内野手 ショートの守備は動けるが俊敏という感じではない、体それほど大きくないが一発打てる ドラフト下位級 |
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6 | 福元悠真 外 大商大 |
4 | 1 | 右の即戦力外野手 本塁打こそ少ないが強い打球打てるスラッガー 上位で狙うも残っていたため指名か ドラフト中位級 |
総評 | ||||
外野手の補強を強く掲げ、他のポジションを獲得できなくても有望な大学生3人を獲得する徹底ぶりだった。3人のうち一人でもというのは良くない考え方で、3人とも特徴があり、技術を持っている。 球速があり変化球も投げられる石森投手は岩瀬投手のようなリリーフに、そして味谷選手はまだまだ成長途中の捕手で、その能力にファンは驚くかもしれない。 |
横浜DeNA
高:4、大:3、社:0、独:2 9人
総合点 61点 補強点:22点、獲得選手点:38点 順位点:1点 |
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補強ポイント | ①将来のエース候補 10 ②右の先発投手 8 ③足のある外野手 4 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | ◎小園健太 投 市和歌山 |
10 | 将来のエース投手 150キロ超す速球と変化球も抜群、今年NO,1選手 ドラフト1位級 |
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2 | 徳山壮磨 投 早稲田大 |
6 | 右の先発投手 やや調子を落としているが実績も力も十分、夏に少し復調気味 ドラフト中位級 |
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3 | 粟飯原龍之介 内 東京学館 |
6 | 将来の内野手 今年の高校生内野手で、打撃・足・大きさのそろった遊撃手として注目選手だった ドラフト中位級 |
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4 | 三浦銀二 投 法政大 |
6 | 1 | 右の先発投手 大学上級生になりやや疲れみせており、今季は新型コロナの影響を受けた もともと持っている力はドラフト上位クラス ドラフト中位級 |
5 | 深沢鳳介 投 専大松戸 |
4 | 将来の右の先発投手 右横から制球力良く、左右に動く球 体作って行ければ面白い ドラフト下位級 |
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6 | 梶原昂希 外 神奈川大 |
4 | 足のある外野手 スイングも鋭く一発もあり、足も十分の大型選手 ドラフト下位級 |
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育1 | 村川凪 外 四国IL徳島 |
1 | 俊足の選手 とにかく足の魅力がある選手 育成級 |
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育2 | 東出直也 捕 小松大谷 |
1 | 将来の捕手 プレーに丁寧さがある捕手で成長期待できる 育成級 |
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育3 | 大橋武尊 外 BC茨城 |
俊足の選手 日本の野球を経験したこと無くBCリーグでプレー、抜群の俊足を見せる 育成級 |
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総評 | ||||
久々の高校生投手1位指名で大金星。小園投手は1年目後半には1軍にいてもおかしくない。右のエース候補。 徳山、三浦は高校・大学で実績あるも少し伸び悩んでいた投手。現在の調子は良くないが、ポテンシャルに期待。 森選手と競える内野手など、捕手、投手で若い力に期待できる。 |
パリーグ採点
オリックス
高:1、大:5、社:2、独:2 10人
総合点 59点 補強点:20点、獲得選手点:38点 順位点:1点_ |
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補強ポイント | ①投手層の充実 8 ②野手全体の強化 8 ③ポスト吉田 4 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | 椋木蓮 投 東北福祉大 |
7 | 投手層の充実 150キロ超の球を投げる投手で良い球の割合を増やせば、リーグ屈指のリリーバーになるかも ドラフト上位級 |
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2 | 野口智哉 内 関西大 |
7 | 野手全体の強化 内野手の即戦力で今年トップクラス 二遊三に守備と打撃で対抗できる可能性あり ドラフト上位級 |
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3 | 福永奨 捕 国学院大 |
6 | 捕手の強化 肩と体の強さがあり、伏見選手に近いタイプ ドラフト中位級 |
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4 | 渡部遼人 外 慶応大 |
4 | 野手全体の強化 外野手で即戦力となる守備力があり、打撃も好調、打撃の力を増したい ドラフト中位級 |
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5 | 池田陵真 外 大阪桐蔭 |
4 | 将来の外野手 強打、強肩の中距離ヒッター、リーダーシップの魅力で、ポスト吉田のタイミングにちょうどよい ドラフト中位級 |
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6 | 横山楓 投 セガサミー |
5 | 1 | 投手層の充実 先発で投げられるが、強いストレートとフォークでリリーフでも力発揮できそう ドラフト中位級 |
7 | 小木田敦也 投 TDK |
3 | 投手層の充実 小柄だが菅野投手のような投球する、相手見て投げられ、ストレートも威力あり ドラフト下位級 |
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育1 | 山中尭之 外 BC茨城 |
野手全体の充実 大型の外野手で一発長打ある 育成級 |
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育2 | 園部佳太 内 BC福島 |
野手全体の充実 強打の内野手で高校時代の実績十分 育成級 |
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育3 | 大里昂生 内 東北福祉大 |
野手全体の充実 足もある内野手で評価高まっていた 育成級 |
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総評 | ||||
優勝の戦力が揃う中で、投手、野手の層を全体的に厚くする指名となった |
千葉ロッテ
高:5、大:1、社:2、独:1 9人
総合点 59点 補強点:22点、獲得選手点:35点 順位点:2点 |
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補強ポイント | ①強打の捕手 7 ②強打の内野手 7 ③投手の層の充実 8 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | 松川虎生 捕 市和歌山 |
7 | 強打の捕手の獲得で狙い通り指名 打撃が光る捕手で、里崎選手みたいに打撃でも貢献できる捕手。捕球、フットワークなど磨きたい ドラフト上位級 |
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2 | 池田来翔 内 国士舘大 |
7 | 強打の内野手の獲得で狙い通り指名 長打の二塁手でうまく行けば牧選手のような活躍も期待できる ドラフト中位級 |
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3 | 廣畑敦也 投 三菱自倉敷 |
9 | 1 | 投手の層の充実 社会人NO.1右腕、制球・球威など屈指の投手 ドラフト上位級 |
4 | 秋山正雲 投 二松学舎大付 |
7 | 将来の左腕投手 左腕投手として非常に能力が高く、安定感も見せる 即戦力左腕は獲得できなかったが、将来が期待できる左腕 ドラフト中位級 |
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5 | 八木彬 投 三菱重West |
4 | 投手の層の充実 力感無くても球が伸び、152キロ速球でリリーフとして期待 ドラフト下位級 |
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育1 | 田中楓基 投 旭川実 |
1 | 1 | 投手の層の充実 高校生でトップクラスの実力がある投手だと思う。今夏は調子良くなかった ドラフト中位級 |
育2 | 速水将大 内 BC富山 |
内野手の強化 スピードのある内野手と評価 育成級 |
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育3 | 永島田輝斗 投 立花学園 |
将来の右の投手 速球が光る投手で鋭い変化球を磨く 育成級 |
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育4 | 村山亮介 捕 幕張総合 |
将来の捕手 大型の捕手で長打力もあるがまだまだ未知数 育成級 |
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総評 | ||||
野手のポイントにしぼり、狙った選手を上に持ってきて獲得した。順位が1つずつ上で指名されたような印象も受けるが、補強ポイントにしっかりとマッチした。 |
東北楽天
高:5、大:3、社:1、独:1 10人
総合点 53点 補強点:18点、 獲得選手点:34点 順位点:1 |
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補強ポイント | ①将来の外野手 7 ②打撃のある捕手 6 ③投手陣の底上げ 6 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | 吉野創士 外 昌平 |
7 | 将来の外野手を狙って指名 長打力が光るが少し軽い感じのあるスラッガー 足はまずまず、肩はそこそこ ドラフト中位級 |
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2 | 安田悠馬 捕 愛知大 |
6 | 強打の捕手として狙って獲得 とにかく長打力に優れ、肩も強いパワー型 捕手としての技術をどれだけ身に付けられるか ドラフト中位級 |
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3 | 前田銀治 外 三島南 |
5 | 将来の外野手 体とパワーがあり、投げても打っても迫力ある 打撃の技術がまだまだで磨いていく ドラフト下位級 |
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4 | 泰勝利 投 神村学園 |
4 | 投手陣の底上げ とにかく威力ある球を投げる左腕投手で、松井投手の代わりにリリーフを任せたい投手 ドラフト下位級 |
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5 | 松井友飛 投 金沢学院大 |
5 | 投手陣の底上げ 身長があり威力ある球を投げるが、ピッチングも組み立てられる良い投手 ドラフト下位級 |
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6 | 西垣雅矢 投 早稲田大 |
4 | 投手陣の底上げ 動く球を駆使して抑える。ストレートの威力に不安を感じる ドラフト下位級 |
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7 | 吉川雄大 投 JFE西日本 |
2 | 投手陣の底上げ 体も大きくなく、投げる球が特に目立たない中で、光る球を見たのだろう ドラフト下位級 |
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育1 | 宮森智志 投 四国IL高知 |
投手陣の底上げ 150キロの威力ある玉を投げる投手 育成級 |
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育2 | 柳澤大空 外 日大藤沢 |
1 | 1 | 将来の外野手 スイングも鋭く威力ある打球飛ばす。前田選手などと比較していた外野手と見られる ドラフト下位級 |
育3 | 大河原翔 外 東海大山形 |
将来の外野手 長打力に特徴のある選手で、特徴を磨きたい 育成級 |
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総評 | ||||
石井GMの独自の評価と将来のチームづくりを意識した指名となった。欲しい選手の順位を一つずつ上げ、確実に獲得をしている。現時点で評価は高くないが、3年後に振り返りたい。 |
福岡ソフトバンク
高:11、大:7、社:1、独:0 19人
総合点 54点 補強点:21点、 獲得選手点:33点 指名順:0点 |
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補強ポイント | ①将来のエース候補 10 ②外野手の充実 7 ③投手陣の底上げ 4 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | 風間球打 投 明桜高 |
10 | 念願の将来のエースを単独1位で獲得に成功 確度ある157キロの速球に変化球も魅力十分 ドラフト1位級 |
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2 | 正木智也 外 慶応大 |
8 | 外野手の充実 集中力があり、狙いすまして長打を打てる ドラフト上位級 |
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3 | 木村大成 投 北海高 |
6 | 将来のエース候補 150キロ左腕は球はそれほど速く感じないが、変化球の大きさがある ドラフト中位級 |
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4 | 野村勇 外 NTT西日本 |
4 | 外野手の充実 スピードと強肩のアスリート選手で、打撃がどこまで磨けるか ドラフト下位級 |
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5 | 大竹風雅 投 東北福祉大 |
3 | 投手陣の底上げ 140キロ中盤くらいだが体があり、ポテンシャルを評価したか 育成級 |
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育1 | 藤野恵音 内 戸畑高 |
1 | 将来の内野手 長打力とスピードのある内野手で評価高い 育成級 |
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育2 | 川村友斗 外 仙台大 |
1 | 外野手の充実 大学でも実績のある強打の外野手 ドラフト下位級 |
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育3 | 井崎燦志郎 投 福岡高 |
将来の投手 大型右腕で152キロのポテンシャルに期待 育成級 |
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育4 | 三浦瑞樹 投 東北福祉大 |
投手陣の底上げ 左のテクニカルな投手で安定感あり。大竹投手のような成長期待か 育成級 |
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育5 | 田中怜利 ハモンド 投 帝京五 |
将来の投手 まだ粗さ目立つが189cmからの球は見るもの合った 育成級 |
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育6 | 加藤洸稀 投 滝川二 |
将来の投手 変化球武器に三振も奪える左腕投手 育成級 |
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育7 | 山崎琢磨 投 石見智翠館 |
将来の投手 スピードもまずまずあり制球が安定している 育成級 |
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育8 | 佐久間拓斗 捕 田村高 |
強打の捕手 2年までに30本塁打放ったスラッガー 育成級 |
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育9 | 山本恵大 外 明星大 |
外野手の充実 大型の外野手でスイングが強い 育成級 |
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育10 | 加藤晴空 捕 東明館 |
将来の捕手 肩が強くスピードもある選手、投手としても投げる 育成級 |
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育11 | 瀧本将生 投 市立松戸 |
将来の投手 180cmから140キロ超す球投げる 育成級 |
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育12 | 三代祥貴 内 大分商 |
将来の外野手 長打力とスピード持ち合わせ、投手としても力ある球投げる強肩 育成級 |
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育13 | 佐藤琢磨 投 新潟医福大 |
投手陣の底上げ 威力ある速球を投げるリリーフ 育成級 |
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育14 | 仲田慶介 外 福岡大 |
外野陣の充実 肩に特化した選手でとにかく方が強い 育成級 |
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総評 | ||||
念願とも言える将来のエース候補を獲得できた。実力の高い正木選手、将来性のある木村投手も十分だが、もっと力のある選手もいたと思うが、素質を評価した選手の指名となった。 |
埼玉西武
高:4、大:5、社:1、独:0 10人
総合点 69点 補強点:24点、獲得選手点:43点 順位点:2点 |
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補強ポイント | ①先発左腕投手 10 ②ポスト森の捕手 8 ③将来の投手陣 6 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | ◎隅田知一郎 投 西日本工大 |
10 | 先発左腕投手 即戦力として申し分なし。来年10勝期待 ドラフト1位級 |
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2 | 佐藤隼輔 投 筑波大 |
9 | 先発左腕投手 故障気になるも大学で順調に成長した左腕投手 ドラフト1位級 |
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3 | 古賀悠斗 捕 中央大 |
8 | ポスト森の捕手 打撃に課題あるも肩の強さと安定感評価、少しフォームに癖が出てきたので直したい ドラフト上位級 |
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4 | 羽田慎之介 投 八王子 |
5 | 将来の投手陣 大型左腕で150キロ軽く望める、昨秋は実力をみせており、故障治れば期待大 ドラフト中位級 |
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5 | 黒田将矢 投 八戸工大一 |
6 | 1 | 将来の投手陣 長身右腕で威力と確度のある球は魅力 ドラフト中位級 |
6 | 中山誠吾 内 白鴎大 |
4 | 大型内野手 長打力あり、大型だが守備で動ける所も見せる ドラフト下位級 |
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育1 | 古市尊 捕 四国IL徳島 |
ポスト森の捕手 昨年、高校時にも注目で送球が非常に安定 育成級 |
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育2 | 滝澤夏央 内 関根学園 |
将来の内野手 とにかくスピードがあり守備でも俊敏さ卓越 育成級 |
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育3 | 菅井信也 投 山本学園 |
将来の投手 182cmの左腕で143キロ記録し成長期待 育成級 |
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育4 | 川村啓真 外 国学院大 |
1 | 1 | 強打の外野手 東都でも実績十分の選手で、打撃に安定感感じさせる ドラフト下位級 |
総評 | ||||
長年課題だった左腕投手で、ドラフト1位クラスを一気に2人指名できた。ポスト森として狙っていた古賀選手や、評価していた羽田投手、黒田投手なども獲得でき満点。 |
北海道日本ハム
高:8、大:2、社:2、独:1 13人
総合点 73点 補強点:21点、獲得選手点:48点 順位点:4点 |
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補強ポイント | ①将来のエース 8 ②内野手の強化 8 ③投手陣の強化 5 |
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順位 | 指名選手 | 選手 | 順位 | ポイント |
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1 | 達孝太 投 天理高 |
7 | 将来のエース 長身だがフォームバランス良くしっかりと投げられる 小園選手ではなく達投手を狙って指名した ドラフト上位級 |
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2 | 有薗直輝 内 千葉学芸 |
7 | 内野手の強化 強打のサードで守備もしっかりできる 野村選手と争う強打者 ドラフト上位級 |
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3 | 水野達稀 内 JR四国 |
7 | 内野手の強化 ショートを守れ、一発を良いところで放つ ドラフト中位級 |
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4 | 阪口楽 投 岐阜第一 |
7 | 1 | 主軸候補の外野手 軽く振っても打球が飛ぶ所が特に魅力、今夏は課題みせたが能力は高い ドラフト上位級 |
5 | 畔柳亨丞 投 中京大中京 |
6 | 1 | 将来のエース パワー型の投手で、伸びのある球質も魅力 ドラフト中位級 |
6 | 長谷川威展 投 金沢学院大 |
2 | 投手陣の強化 左でスピード速くないが、リリーフで安定して抑える ドラフト下位級 |
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7 | 松浦慶斗 投 大阪桐蔭 |
6 | 1 | 将来のエース 大型左腕で素質十分、今夏は威力戻っていた ドラフト上位級 |
8 | 北山亘基 投 京産大 |
4 | 1 | 投手陣の強化 やや腕の振りが引っかかるが、回転の良い球は球速もある ドラフト中位級 |
9 | 上川畑大悟 内 NTT東日本 |
1 | 内野手の強化 守備に特化し、すぐに出場できる。粘り強い打撃を磨いて特徴出せるか ドラフト下位級 |
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育1 | 福島蓮 投 八戸西 |
将来の投手 長身で140キロ中盤の威力ある球投げる 育成級 |
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育2 | 速水隆成 捕 BC群馬 |
強打の捕手 体が大きく強打のある捕手 育成級 |
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育3 | 柳川大晟 投 九国大付 |
将来の投手 長身で球に威力あるも、まだバランスがバラバラ、ポテンシャルに期待 育成級 |
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育4 | 阿部和広 外 平塚学園 |
将来の外野手 評価がしにくい選手、スピードがあるのかチェックしたい 育成級 |
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総評 | ||||
達投手、畔柳投手、松浦投手に、有薗選手、阪口選手と、高校生の良いところを指名していった形で、評価点は高めに出てしまうかもしれない。 その中で水野選手は、打撃に苦しむショートの候補として光る。 BIG3ではなく達投手をNO.1と評価した所も今後、結果が出てくる。 |
コメント
プロ野球解説者やドラフト評論家によるドラフト評価のネット記事は色々とありますがこうやってちゃんと選手1つずつコメントして総評をしている人はそうはいません。この作業はそう簡単なことではないだけに大変頭が下がります。
数年後にまた読みたいし、同様に過去の採点記事も読みたいです。