横浜DeNAは、育成ドラフト1位で指名した法政大・石川達也投手に、吉田球団代表補佐などが指名あいさつをした。
小さなころから横浜スタジアムに
石川達也投手は横浜市出身で、地元の横浜高校に進学し、右の藤平尚真投手と共にWエースとして甲子園でも好投を見せていた。
藤平投手は2016年のドラフト1位で東北楽天に指名される中で、石川投手はプロ志望届を出さずに法政大に進学をする。大学では2年生の秋にリリーフで登板して3勝0敗の成績を挙げたものの、8季で25回2/3の登板しかなく、目指すような投球はできなかった。
しかし、この春の無観客の桐蔭横浜大との練習試合で、その前の週までは130キロ台しか出なかったという球が、様々な試行錯誤がようやく結び、急に140キロ中盤を記録するようになると、西武にドラフト1位指名された渡部健人選手投手も驚く球で空振り三振を奪い、3回パーフェクト5奪三振という投球を見せた。
それでも8月の春のリーグ戦では登板が無く、秋のリーグ戦でも1/3で3安打、自責点2と結果を残せなかったが、その可能性に注目し、横浜DeNAが指名をした。
石川投手は小さい頃から横浜スタジアムに通っていたといい、「育成ですけど、努力して今年のドラフトの中で一番活躍できる選手になりたい」と話した。東北楽天に1位締めいされた藤平投手は、高卒1年目に3勝を挙げる活躍を見せたが、昨年、今年と結果を残せてない。それでも「ずっと負けたくないと思っていた。いつか同じ舞台で投げ合いたい」と話し、元Wエースとの対戦を熱望した。
来年、まずはファームの試合で石川投手がどんな球を投げるのか注目したい。またイースタンリーグで東北楽天と対戦をするので、その時に藤平投手との投げ合いもまずは実現する。しかし、支配下登録を勝ち取り、1軍の交流戦や日本シリーズで投げ合う姿を見たい。

横浜市出身で幼少期から横浜スタジアムに通っていた左腕は、地元球団で夢の扉を開き「育成ですけど、努力して今年のドラフトの中で一番活躍できる選手になりたい」と語気を強めた。横浜高時代には藤平(現楽天)と二枚看板。「ずっと負けたくないと思っていた。いつか同じ舞台で投げ合いたい」と切磋琢磨(せっさたくま)を続けていく。
コメント