オリックス・牧田編成部副部長、「悔しさ糧に、次に向かって進んでほしい」

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オリックスの牧田編成部副部長が、甲子園中止について語った。

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全国を担当

牧田勝吾氏は、昨年までチーフスカウトを担当し、見定めた選手に徹底して足を運ぶスカウトスタイルと、ドラフト指名前にチーム幹部に獲得したい選手を直訴し、中川圭太選手などを下位で指名するなど、実績を残していた。

今年からは編成部副部長として、担当する地区や選手はいなくなったものの、全国各地区の有力選手を見る立場となり、全国で活動をする予定だった。しかし新型コロナウイルスの影響で、今はSNSで選手をチェックするなど、自宅でできる事を行っているという。

その牧田氏は、甲子園が中止になったことについて、「監督、選手、父母の最後の夏にかけてきた思いは、痛いほど分かる」と話し、「生命にかかわるぐらいの大きなことで、大会を中止にせざるをえなかったということ。3年生には将来、同じようなことが起きた時、僕たちも乗り越えたから、みんなも頑張ろうって、言える人になってほしい」と期待した。

また、牧田氏は高校時代は島田商でプレーしたが、3年夏は2回戦で敗れた。それでも「悔しさがあったから、大学に行ってプロを目指そうと思った。」と愛知学院大に進み、日通名古屋、日通を経て2001年のドラフト11位でオリックスに指名され、現在は球団に欠かせない人になっている。

「きのう、きょうで目標設定を変えるのは難しいだろうけど、一日でも早く、次に向かって進んでほしい」と話した。

スカウト生活11年で、これまで担当した指名選手は38人。そのうち、県内は昨年2位で指名した紅林弘太郎内野手(18)を含めて3人だ。全員、甲子園出場経験はない。自身の高校時代も県2回戦で敗れた。「悔しさがあったから、大学(愛知学院大)に行ってプロを目指そうと思った。きのう、きょうで目標設定を変えるのは難しいだろうけど、一日でも早く、次に向かって進んでほしい」。27歳でドラフト指名された遅咲きの男が、球児が再び、夢に向かう姿を待っている。

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