中学時代からプロが注目をしている東海大相模の西川僚祐選手に、阪神スカウトも評価を示している。
もろさを克服できるか
東海大相模の西川僚祐選手は、186cm95kgの右の大砲で、中学時代は佐倉シニアでプレーすると、3年生の時のジャイアンツカップで、逆方向の東京ドームのライトポール際にホームランを放ち、プロの関係者も注目をした。
その後、東海大相模に進学すると、1年生の夏には4番を任され、レフト場外への特大ホームランを放った。その試合を見ていた阪神の吉野スカウトは「今でも頭に残っている」と話した。その1年間で30本塁打を放った西川選手は、清原2世として注目された。
昨年も23本塁打を放ち、高校通算は53本塁打となった。しかし初登場となった夏の甲子園では初戦の近江戦は3番レフトで出場するも4打数ノーヒット、2回戦の中京学院大中京戦では7番に下がったが4打数ノーヒットでヒットを打つことができなかった。
インコースにツボに入ると、楽なスイングでグングン飛距離が出る打球を放つ。ただし、清原選手とくらべるとアウトコースを逆方向へ持っていくような凄みが見られない。門馬監督は「もろさを克服して、誰からも興味を持たれる選手になってほしい」と期待する。
今年は甲子園初安打、そして初本塁打を狙っていた。しかし出場が決まっていたセンバツが中止となり、夏の甲子園もなくなった。全国の舞台でどのくらいできるかという事で判断しようとしていたスカウトも多いと思う。
「打率も残せて長打も打てるバッターになりたい」と練習に取り組んでおり、吉野スカウトも「全体的に良くなっている。振りも強くなっていた」と話す。この夏、成長の姿を見たかったし、西川選手も見せたかった事だろう。神奈川の代替大会では、好投手との対戦でしっかりと結果を残したい。
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