広島がドラフト3位のJR東日本・田中広輔選手に指名挨拶、かつてのチームメイトとプレーを乗り越えて

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 広島はドラフト3位で指名したJR東日本の田中広輔選手に指名挨拶を行った。

高校・大学とチームメイトを乗り越える

 田中広輔選手は東海大相模、東海大で菅野智之投手と同級生でチームメイト、その菅野智之投手は1年間の浪人を経て今年、セリーグで13勝6敗の成績を残して巨人の優勝に貢献した。また広島には4勝1敗、CSでも完封されるなど、天敵といえる存在だ。

 この日、苑田スカウト部長と担当の尾形スカウトの指名挨拶を受けた田中選手は「1球目から甘い球をどんどん振って、打開策のきっかけを作る」と話した。まずは先を進んでいるチームメイトをプロで乗り越えて欲しい。

高校時代のプレーを乗り越える

 また田中広輔選手というと、特に神奈川の高校野球ファンにはあまり良い印象を持たない人が多いだろう。夏の神奈川大会の東海大相模vs桐光学園戦で、田中選手がホームに突入してスライディングをした時に捕手と接触し負傷退場させてしまった事があり、その映像がyoutubeなどで広まった。

 プレーにはいろいろな意見があると思う。しかし一度こういうプレーを見せてしまうと、その印象はなかなか消えない。プロ入り後も他球団ファンからはヤジを受ける事になるだろう。プロではあのプレーを打ち消すような納得させるプレーを見せ続けて欲しい。

 プロ野球は以前は激突や乱闘も度々見られ荒々しいものだった。熱さを前面に出す選手が人気があったりもした。今はスポーツとして紳士的なプレーが求められており、紳士的なプレーをする人が人気が高い。しかし、全員がそういう選手でなくて良いと思う。いろんな選手がいるからこそ面白いのだと思う。

 日米野球で死球を受けてヘルメットを叩きつけた北海道日本ハムの岡大海選手などと共に熱いプレーを期待したい選手だ。

 東海大相模―東海大の経歴は巨人・原監督と同じで菅野とは同級生。原監督とはOB会などで何度か対面し「おおらかな人格者だと思った」と言ったが、プロでは敵となる。「対戦が楽しみ。全力でぶつかっていきたい」。チームは今季、菅野にレギュラーシーズンで4敗、CSファイナルSでも完封を喫した。俊足好打の遊撃手は「打開のきっかけをつくれたら」と意気込んだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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