巨人ドラフト1位・小林誠司捕手、大学時代の「1位以外なら社会人宣言」は周囲が勧めていた

小林誠司, 日本生命

 巨人のドラフト1位・小林誠司捕手は同志社大時代もドラフト上位候補だったが「ドラフト1位以外ならば社会人入りする」と宣言をしていた。

大学時代もドラフト上位候補

 同志社大時代は1つ上の藤井貴之投手(日本生命)や同学年の平川貴大投手(大阪ガス)をリードして大学選手権に連続出場、またU-26NPB選抜と大学日本代表の試合では2番手捕手として出場し、広島も小窪選手の盗塁を刺しすと、福岡ソフトバンクの大隣投手からヒットを放った。また阪神とのプロアマ交流戦でホームランを放つなど長打力も評価されていた。

 大学NO1捕手として阪神や中日、東北楽天が上位指名に挙げていたが、ここで「ドラフト1位以外ならば社会人入り宣言」が飛び出す。2011年ドラフトは藤岡貴裕投手、野村祐輔投手、菅野智之投手のBIG3や高橋周平選手などの高校生が揃うドラフトで1位指名で指名する球団はなく、社会人入りが決まった。

宣言は周囲が勧めた

 その宣言は「不遜」や「自信過剰」などと少しではあるが批判を受けた。またどこかと密約説があるという憶測も流れたが、実際にはプロでの活躍に不安を感じていたことを周囲が感じ取り、高いノルマを設定してプロ入りを諦めるために勧めたものだったようだ。

 しかし、日本生命で2年間プレーしドラフト1位でプロ入りすることになる。この社会人の2年間と2度のドラフトで上位指名候補となった事で自信をつけたのだろう。

捕手は一番やりたくないポジションだった

 広陵高校時代には投手として入部したが、中井監督から捕手転向を言い渡された。同級生に野村祐輔投手がいたためだったが、小林選手は「一番やりたくなかったポジションだった」というが、野村投手とリードする事で成長した。中井監督も「捕手がダメなら遊撃手に
」と考えていたらしいが、それがドラフト1位・小林誠司捕手を生み出した。

たどり着いたドラフト1位

 巨人の遊撃手・坂本勇人選手と東北楽天の田中将大投手は、小学校時代に同じチームでプレーしていたが、坂本選手が投手で田中選手が捕手だった。プロでは坂本選手が遊撃手として、田中選手が24勝0敗の大エースとして活躍をしている。

 小林選手も高校時代に捕手に転向し、大学時代の「宣言」でプロに指名を回避され、そして今、「ドラフト1位」として指名された。周囲と共に進む、人の生きる道の深さを感じさせる。

 これから先、小林誠司選手にはどんな人が影響を及ぼして、どんな人生を進むのだろう。他人事で余計なお世話だが非常に興味がある。人生から言えば、「運命」のドラフトも一つのイベントに過ぎない。

捕手転向「一番やりたくなかった」も急成長、巨人ドラ1近未来正捕手、小林誠司 - スポーツ報知紙面:2013/10/27

 


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