北海道日本ハム、東海大・菅野智之投手との入団交渉を終了することを発表した。しかし、球団関係者は「今年も指名の対象にする」と語った。
野球協約では指名拒否された選手の指名は1年間はできない。しかし「進学その他の事由により、その選手が再び就学した場合」には指名ができるとしている。菅野投手は東海大の卒業を延期し籍を残していることから、「再び就学した」と解釈できる。北海道日本ハムでは「規約の語句通りに解釈する。」と話した。
ドラフト会議前にはこの件も12球団の場で確認されることになると思うが、再び就学したという解釈は難しい気がする。
またこの発表について巨人・原沢GMはノーコメント。ただし、4月1日からは菅野投手へのスカウティング活動ができるようになる事から、近いうちに菅野投手を視察し1位指名の発表があるかもしれない。
野球協約では「進学その他の事由により、その選手が再び就学した場合」には当該選手の再指名は可能、としている。日本ハムの球団幹部は「交渉権を失ったのは残念」とした上で、協約について「規約の語句通りに解釈する。あくまで指名の対象としていく」と説明。大学を卒業しての浪人、とのケースには当たらないとして、ことしのドラフト会議で指名権がある可能性を主張した。
日本ハムが交渉終了を発表した東海大の菅野に関して、巨人・原沢敦球団代表兼GMは慎重な姿勢を崩さなかった。 日本ハムの発表を「直接、聞いていません」とし、「今、私が言うことはありません」と話すにとどめた。今後はスカウトがあいさつなどのために東海大へ足を運ぶ予定で、巨人入りを熱望する菅野の調査、マークを継続していくことになる。
コメント
今年も素晴らしいアマチュア選手が多い中、日ハムどころか他球団も1位指名はしてきませんよ。ジャイアンツが2位指名しないよう牽制しているだけ。東浜投手、大谷投手がいるけど、ジャイアンツの1位指名は菅野投手で決まりだと思います。