阪神、中京大・秋山俊外野手を上位候補にリストアップ、ポスト大山・佐藤輝として熱視線

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阪神が、今秋のドラフト会議での上位候補として、中京大学の秋山俊外野手(22)をリストアップしていることが25日、分かった。今春の愛知大学リーグで本塁打と打点の二冠王に輝き、7月の日米大学野球選手権では首位打者を獲得した打撃センス抜群のスラッガー。2027年からのセ・リーグDH制導入も見据え、常勝軍団形成へ、更に打線を強化していく。

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大学球界屈指のスラッガー、大舞台で輝く打棒

秋山俊選手の打撃センスは全国の舞台で証明されている。6月の全日本大学野球選手権では、1回戦の久留米工業大学戦で右翼席中段へ特大の本塁打を放つなど、3試合で打率.556、1本塁打、3打点と大暴れ。続く7月の日米大学野球選手権でも、自身初となる日本代表入りを果たすと、打率.429で首位打者に輝くなど、大舞台での勝負強さを見せつけた。

愛知大学リーグでは、2年春に中部大学だった佐野大陽選手(2024年阪神ドラフト5位)と共に本塁打王を獲得すると、今春には2度目の本塁打王(4本)と2季連続となる打点王(15打点)の二冠を達成。リーグ通算12本塁打、101安打と、パンチ力と巧打力を兼ね備える。

セ・リーグDH制導入も追い風、若き主軸候補へ

2年ぶりのリーグ優勝へ快走を続ける阪神だが、常勝軍団を形成するためには若手の底上げが不可欠だ。秋山選手は左打ちの外野手で、昨季台頭した前川右京選手と同学年でタイプも似ている。チームでは大山選手がベテランになり、また、佐藤輝選手がメジャーでのプレーを希望していることから、森下選手や前川選手がいるものの、強打の野手の獲得を進めていく。

阪神球団関係者も「引き続きチェックしていくことになる」と、今後の動向を注視していく方針。故障なくシーズンを過ごしている点も高く評価されている。外野だけでなく三塁も守れる器用さも魅力の一つだ。

今後は、31日に高校日本代表との壮行試合に出場し、9月にはプロ入りへ向けた最後のアピールの場となる秋季リーグ戦に臨む。創価大学の立石正広内野手、青山学院大学の小田康一郎内野手も代表戦士としてプレーし、阪神も注目をしている。この中から最低でも一人は獲得したい状況で、ドラフト上位指名の戦略をどのように行っていくのかが注目される。

秋山俊選手 プロフィール

  • 氏名:秋山 俊(あきやま しゅん)
  • 生年月日:2003年4月20日
  • 出身地:北海道
  • 経歴:富岸ファイターズ(富岸小) – 登別ビッグ・フラップ・オーシャン(緑陽中) – 仙台育英高校(宮城) – 中京大学(4年)
  • 投打:右投左打
  • 身長・体重:183cm・86kg
  • ポジション:外野手、三塁手
  • 主な特徴や実績:今秋ドラフト上位候補の左のスラッガー。2025年日米大学野球選手権で首位打者を獲得。愛知大学リーグでは本塁打王、打点王を2度ずつ獲得し、ベストナインも3度受賞。仙台育英高校3年時にはセンバツ8強。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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