2014年のドラフトのゆくえ(高校生野手編)、西の岡本、東の高濱、浅間

智弁学園, 横浜高, 大阪桐蔭, 浅間大基, 常葉菊川, 春江工, 飯塚悟史, 岡本和真, 越智達矢, 丹原高, 栗原隆矢, 香月一也, 桑原樹, 高濱卓也

 2013年の高校野球は、センバツで済美・安楽智大投手が準優勝、夏は前橋育英の高橋光成投手が優勝、また松井裕樹投手を打ち砕いた横浜高・高濱祐仁選手など、3年生を押しのけて2年生がヒーローとなった。2014年のドラフトは高校生が主役になるのは間違い無さそうだ。高校生野手の候補を取り上げます。

 

東の大砲

 中学生の時に通算30本以上のホームランを放ち、千葉ロッテの高濱卓也選手を兄に持つ高濱祐仁選手は全国の高校から勧誘があった中で横浜高校を選んだ。また同じく中学時代に世界シニア大会の日本代表の4番を打ち2本塁打を放った東の大砲・浅間大基選手も横浜高校を選んだ。夏の神奈川大会では桐光学園の松井裕樹投手に対して、高濱選手は同点となるホームランを、ライナーで横浜スタジアムのバックスクリーンに突き刺し、浅間選手はライトスタンドに逆転の2ランホームランを放った。高濱選手は夏の甲子園で22本目のホームランを放つと、その試合で浅間選手も5打数5安打を記録する。そして秋季関東大会で浅間選手も22号ホームランを放つ。今、2人は東の大砲コンビとして活躍を見せている。

 高濱選手は中学時代の評価を聞くともっとホームランを打っていてもおかしくないが、巨人・山下スカウト部長は夏の甲子園で名前を挙げるなど、プロのスカウトも二重丸をつけて追っている。3年生になり投手の攻めも厳しくなるのは間違いないが、ホームラン量産体制に入って欲しい。浅間選手もホームランを打てるリードオフマンとしてプロが注目している。

 

西の大砲

 西から東に移った高濱の代わりに西の大砲に座るのが、智弁学園・岡本和真選手だろう。1年生の秋季大会で3本塁打を放つとし、そこから2年生で通算55本塁打を放つ。右打席で豪快に振りぬき、レフトスタンドの場外に消えていくホームランに多くの高校野球ファンとプロのスカウトが魅了されている。

 

その他の注目選手

 センバツで注目されるのは、明治神宮大会の決勝で2本塁打を放った日本文理の飯塚悟史選手となりそうだ。投手としても140km/h後半を記録する球を持つが、この活躍でスラッガーとしての評価が高まり、巨人のスカウトなどが評価をしている。まだまだ粗削りなところもあるが、インコース低めを軽くホームランにしたり、真ん中高めをバックスクリーンに運んだりと技術も高そうだ。

 今年の甲子園で注目を集めたスラッガーもいる。常葉菊川の桑原樹選手はセンバツの春江工戦でホームランを放つと、夏も有田工の古川侑利投手からフルスイングでスタンドに叩き込んだ。体の回転で撃つことが出来るしなやかなバッティングで全国の舞台で連続でホームランを放つ力をプロが見逃すはずが無い。

 また、その春江工業には高校入学時からプロが注目していた選手がいる。栗原隆矢捕手だ。中学時代に強肩と長打で注目され、栗原が入ればチームがガラッと代わると言われていたが、その通り1年秋には北陸大会を制し、明治神宮大会、センバツにチームを導いた。その後は全国に顔を出しておらず、どんな成長をしているのか非常に気になる選手だ。

 愛媛には済美の安楽智大に果敢に挑むスラッガーがいる。丹原高の越智達矢選手で、2年生までに23本塁打を記録し、秋は坊ちゃんスタジアムのバックスクリーンにライナーで運ぶホームランを放つ。ライバルを倒して甲子園出場を決められるか注目だ。

 また、森友哉、笠松悠哉、近田拓矢が抜ける大阪桐蔭は、香月一也選手が打線を引っ張る。2年生ながら甲子園で活躍を見せ、特にチャンスに強いバッティングを見せる。広角にも打てるし、強い打球で外野手の頭を超す打撃もある。注目したい。


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