岡本和真選手が木製バットで2安打、阪神、千葉ロッテスカウトなど評価

智弁学園, 岡本和真

 18U代表と近大の練習試合、4番に入った岡本和真選手は初回にレフトオーバーのタイムリー2ベースヒットを放つなど2安打を記録し、木製バットも苦にしないバッティングを見せた。

得点に絡む活躍

 初回は2アウト1塁の場面で打席に入ると、木製バットで振り抜いた打球はライナーでレフトの頭を越えてフェンスに到達した。4番として同点に追いつく価値ある一打を見せた。また8回にもセンター前にヒットを放つとチームが4点を奪い逆転のきっかけとなった。

 木製バットについて岡本選手は「中学の時から木を使っていたので」と話し、木製バットへの対応について何の問題もないことを話した。代表の高橋監督も「不動の4番」と話し、打撃について「柔らかいですね」と柔軟性の高い打撃に注目していた。

 

プロのスカウトも評価

 11球団27人のスカウトが訪れた中で、阪神・池之上格スカウト課長は「全日本の中でも存在感を見せていた。木のバットも十分対応できている」と話すと、千葉ロッテの永野吉成チーフスカウトも「木でも関係ない。打球に角度をつけられる」と評価した。

 対戦したり視察をしていた近大の選手からも、打撃については一人だけ抜けていたと評価された岡本選手、浅間大基選手、香月一也選手などが揃う中でも目立つ存在という事で、ドラフト1位指名はほぼ間違いないのではないかと思う。

 岡本の見せ場はいきなり訪れた。1点を先制された直後の初回2死一塁。左投手の内角低めに食い込むスライダーを捉えた。打球は左翼手の頭上を越え、ワンバウンドでフェンスに達した。同点打に「1打席目に打てたことは自信にしたい。自分の一振りで流れを変えられるのが本当の4番」と胸を張った。

 金属と違い木製バットでは根元や先端部では打球は飛ばない。これまでも国際大会で日本の高校生が苦しむ場面が何度も見られた。それでも、高校通算73本塁打の主砲に不安はなかった。8回にも逆転劇を呼び込む中前打を放ち「(木製バットは)気にならない。中学の時から木を使っていたので」と言ってのけた。

 ネット裏にはヤクルトを除く11球団27人のスカウトが集結。阪神・池之上格スカウト課長は「全日本の中でも存在感を見せていた。木のバットも十分対応できている」と高い評価を口にした。岡本は「全員野球で優勝を目指す」と堂々と宣言した。


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