浦和学院・江口奨理投手が2安打完封、東海大甲府・菊地大輝投手が5回ノーヒットノーラン

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 高校野球秋季関東大会は1回戦が行われ、浦和学院が桐光学園に1-0で勝利、また東海大甲府は千葉黎明を5回コールド10-0で下し、準々決勝に勝ち進んだ。その他、常総学院、平塚学園が準々決勝に進出した。

左腕対決・浦和学院が制す

 QVCマリンで行われた浦和学院vs桐光学園の試合は、9回1-0、浦和学院が3安打、桐光学園が2安打の投手戦となり、わずか1時間29分で終わった。

 浦和学院・江口奨理投手はストレートの球速は120km/h台だが、チェンジアップを組み合わせて非常にテンポよく投げ、腕を振り切って打者のインコース、アウトコース低めに配球し打ち取った。人工芝には不慣れだと思うがショート・津田翔希選手の好プレーなどでピンチらしいピンチを迎えることは無かった。

 左腕で先輩の小島和哉投手と似ているタイプの投手として入学時から期待されたものの、右目がぼやける病気により投球ができるようになったのはこの秋からだったようで、森監督も「1年の遅れはありますが、能力は小島と比べても将来的に遜色ない」と話している。

 

東海大甲府・菊地投手がノーヒットノーラン

 また第2試合の東海大甲府vs千葉黎明の試合では初回に東海大甲府の角山颯選手が初球を引っ張ってライトオーバーの3ベースヒットとすると、続くゴロの間に1点を奪う。そして4番の平井練選手がライトスタンドに本塁打を放ち2点目を奪う。

 その後も千葉黎明の1年生・川口廉投手から東海大甲府3番の松岡隼祐が3安打3打点を挙げるなど着々と加点し、5回までに10点を奪った。

 投げては菊地大輝投手が相手を見下ろす余裕のピッチングを見せる。超スローボールや変化球で打者の反応を見て、決め球に130km/h中盤ながら威力のあるストレートを投げ打たせて取った。4回まで完全ペースで5回に四球を与えたものの、参考ながらノーヒットノーランを達成した。

 

 この他では平塚学園が1年生エースの高田孝一投手が前橋育英を6安打2失点に抑えて完投し、5回には先頭打者でホームランを放って突き放した。スーパー無活躍を見せる1年生に注目が集まってゆきそうだ。

 浦和学院(埼玉)は、昨春センバツ優勝左腕・小島2世と期待される江口が2安打完封。森士監督が「小島と比べても遜色ない」と評する1メートル73の小柄な左腕は、「テンポを意識して投げた」と1奪三振ながら、チェンジアップを有効に使って打者を幻惑した。わずか1時間29分でスコアボードにゼロを9つ並べた。課題の先頭打者に出塁を許したのは4回のみ。森監督も「埼玉大会より調子が上がってきた」とうなずいていた。

背番1でのデビュー戦を、満点投球で飾った。菊地は1球目から131キロを出すと2人目の打者相手に135キロをマーク。この回3者凡退で仕留め、一気にギアを上げた。最速140キロ右腕もこの日は制球を重視。130キロ前半に抑えた直球と、時折交ぜるスローカーブで千葉黎明打線を翻弄。5回64球で、人生初の“ノーヒットノーラン”を決めた。

 今秋から背番号1を託された東海大甲府の1年生右腕・菊地が、1四球のみに抑えて無安打無得点投球。「一巡した3回くらいからいけると思った。達成したのは初めて」と笑顔をのぞかせた。初回の3番・大木の初球には、今夏甲子園で話題になった東海大四・西嶋ばりの計測不能の超スローカーブを披露し、観客を沸かせる場面も。「もともとスローカーブを投げていたけど、もっと遅く投げてみようと思った」とさらなる精度向上を誓っていた。


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