明治大・山崎福也投手が3回1安打無失点の力投でドローに持ち込む

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 東京六大学の優勝をかけた一戦、明治大vs立教大の試合は延長12回を戦い2-2で引き分けた。オリックスがドラフト1位指名した山崎福也投手が延長10回から5番手として連投のマウンドに登ると、3回を1安打3奪三振で無失点に抑える気迫の投球を見せた。

優勝争い

 立教大が勝ち点を挙げれば立教大の優勝、明治大が勝ち点を挙げれば優勝は早慶戦の結果にもつれ込むという大混戦の東京六大学リーグ、この日は立教大は優勝をかけたマウンドに4年生の川端大翔投手を送った。川端投手は190cm100kgの超大型投手として注目されていたが、2年生以降は登板機会が無くなっていた。

 この秋に復活しリリーフで登板すると、慶大戦で3回1安打4奪三振で無失点、東大戦では3回1安打6奪三振1失点と好投を見せ、この大切な試合の先発となった。川端投手は5つの四死球を出し、初回に2失点と不安な立ちあがりを見せたが、その後は角度のあるストレートなどで8回まで3安打6奪三振とほぼ完ぺきに抑えた。

 対する明治大も来年のドラフト1位候補ながらやや調子を落としている上原健大投手が先発し、良くないながらも7回まで1失点に抑える。しかし8回に1点を与えて同点に追いつかれた。

 

エース力投

 明治大はいまやエースとなっている2年生の柳裕也投手が8回9回の1回2/3で4三振を奪う気迫のピッチングを見せると、10回からは山崎福也投手が登板、得意のインコースのストレートで3回1安打3奪三振の投球を見せ、2-2のまま試合が終わった。

 ドラフト1位指名したオリックスの球団の早川大輔スカウトは、「見たでしょ。この投球。これが山崎の力ですよ」と話した。早川スカウトは立教大OBだが、この日は山崎投手を讃えた。

 

 23日のドラフト会議でオリックスにドラフト1位で指名された。観戦した球団の早川大輔担当スカウト(39)は立大OBだが、表情は晴れやかだった。「見たでしょ。この投球。これが山崎の力ですよ」。母校の優勝を阻んだ敵のエースを素直にたたえた。

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