東海大相模・吉田凌投手が実戦初登板、2回を2安打2四球無失点

高校野球ドラフトニュース 2015年ドラフトニュース

 昨年夏の神奈川大会決勝で20奪三振を記録し、高校生では県岐阜商の高橋純平投手と共に期待をされている東海大相模・吉田凌投手が、今年初の実戦マウンドを経験した。

競い合う二人だが

 吉田凌投手は中学時代から注目された投手で、多くの高校の誘いを受けた中から東海大相模に入学をした。そして1年生で最速149km/hを記録し、その力を見せつけると、2年生の夏には決勝で9回途中までに20奪三振を記録し、一躍ヒーローとなった。

 一方、県岐阜商の高橋純平投手も中学時代から注目され、一度は大阪桐蔭に進路を決めたもののその後、地元の県岐阜商に入学をした。そして1年春に145km/hを投げて注目された。しかし2年生の夏では力任せの投球で活躍が見られなかった。

 しかしその後、二人の風向きは変わる。吉田投手は神奈川大会の決勝でも20奪三振をしながら9回途中で交代させられ、秋には練習態度も認めらずに背番号1をはく奪されると、神奈川大会準決勝で延長12回を投げてサヨナラで敗れた。一方、高橋投手は152km/hを記録してセンバツ出場を決めている。

 

最後に上に行くのは?

 そして今年初の実戦登板、高橋純平投手はいきなり152km/hを記録するなど、まだ調整段階にもかかわらず自己最速を記録した。一方、この日の吉田投手は3番手で登板し最速は141km/h、2回を投げて2安打2四球、無失点に抑えたものの物足りなさを感じさせる。

 ただし、センバツで優勝を狙う高橋投手と、春季大会、そして夏に照準を合わせる吉田投手ではペースが違う。高橋投手はセンバツでどんな結果であれ疲労は残るだろうし、春から夏が厳しくなる。一方、吉田投手は4月の春季大会から徐々に上げてゆき、夏に照準を合わせて状態も上がっていくだろう。

 それでも、現在はチームのエースにもなっていない点では厳しい状態にある。まずは背番号1の小笠原慎之介投手とエース争いをして勝たなければ、高橋投手の所まで行く事はできない。

 秋にどちらが高い評価をされているのか、注目したい。

 

東海大相模高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

最後の夏に挑む20K右腕 東海大相模吉田、2回無失点初陣 日刊スポーツ紙面 2015/3/10

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント