木更津総合・山下輝投手が5安打14奪三振完投、146キロ記録

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高校野球千葉大会、木更津総合vs東海大市原望洋の準決勝、プロ注目投手対決を制したのは木更津総合・山下輝投手だった。

9回に145キロ

昨年に続き、東海大市原望洋に大きく立ちはだかった木更津総合、今年の左腕エースは149キロの速球を投げる187cm大型左腕・山下輝投手だった。

山下投手はこの日、4回に失点して今大会の連続無失点は28イニングで止まったが、その後も最速146キロを記録したストレートで三振を重ねていく。9回も1アウトから三振を奪ったが、その球も145キロを記録、8回から9回にかけて4者連続三振を奪うなど、見る人を熱くさせるピッチングだった。

9回を投げて5安打14奪三振、152球を投げ切り2失点、堂々の投球を見せた。昨年のエース・早川隆久投手の引けを取らない投球だった。

この試合を視察した千葉ロッテの永野チーフスカウトは「小さく落ちる130キロ台のツーシームが三振を取るうえで効果的。ストレートと同じ振りで投げている。お手本のよう」と評価した。

この日の勝利で、千葉NO.1投手は間違いなく山下投手という事になる。決勝の習志野戦に勝利して甲子園に出場し、早川投手を越えられるか。

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この夏の武器がさえた。ピンチにはツーシームを見せて、得意のストレート、スライダーで三振を奪った。5回には1死一、二塁から2三振に仕留め波に乗り、7回を除く毎回奪三振。8回から9回にかけては4者連続三振で5安打14三振を記録した。ロッテ永野チーフスカウトは「小さく落ちる130キロ台のツーシームが三振を取る上で効果的。ストレートと同じ腕の振りで投げている。お手本のよう」と太鼓判を押した。

最後にまだギアを上げられる排気量があった。九回1死から空振り三振を奪った直球は145キロを計測。152球を投げ抜き「最後は力が入りました」と、勝利の瞬間は力強くグラブをたたいた。

今大会の連続無失点は27イニングで途絶えたが、最速146キロの速球を軸に152球の熱投で三振の山を築いた。今大会33回で39奪三振のドクターKは「強いボールを投げられた。あと一つで甲子園なので、力いっぱい投げたい」と気合を込めた。

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