木更津総合からは、早稲田大に進学した早川隆久投手が2020年のドラフト1位で東北楽天に指名されると、法政大に進学した山下輝投手が2021年のドラフト1位でヤクルトに、昨年は法政大に進学した篠木健太郎投手が横浜DeNAに2位で、そして今年も東洋大に進学した島田舜也投手がドラフト上位候補になっている。
先輩がグラウンドに
五島監督は投手の育成について、「ウチの練習としてはしっかり走って、下半身を鍛えて、大学野球に送り出すというイメージです。やはり何するにしても走れないとダメ。高校と比較すると時間に余裕ができる大学ではウエートをやり込むことができます。だからこそ、大学で伸びてくることが多いと思っています」と話し、大学も含めた7年間での育成を計画していると話す。
また、「大学に行った先輩たちが、このグラウンドに帰ってきてくれることが大きいですね。選手もいろいろ質問するし、先輩たちも教えてくれる」と、大学でドラフト候補となった投手がグラウンドを訪れ、現役の高校生にアドバイスを送るという。
昨年夏の甲子園dえ148キロの速球を見せた川端勝利投手が今年は3年生として注目されるが、川端投手も島田投手から「変化球を真っすぐに近い軌道で投げることが大事」とアドバイスを貰うなど、投手のバトンが受け渡されている。
そして川端投手も今年のドラフト候補として注目されるが、おそらく大学に進学するものと見られる。まずは「やっぱり勝てる投手になりたい。伸びのある真っすぐに加えて、変化球も制球良く投げ込める投手になり、もう一度、甲子園に行きたい」と夏の甲子園に全力を傾け、そして大学に進学して4年後にドラフト上位でプロへ、その道筋を先輩と共に進んでいく。

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