羽黒の145キロ2年生・篠田怜汰投手に東京ヤクルトスカウトが評価

羽黒高, 篠田怜汰

羽黒高校は奈良大付に1-4で敗れ姿を消した。先発した2年生の篠田怜汰投手は最速144キロを記録、甲子園で146球を投げ、来年に向かっていく。

先発

羽黒高校には球速ならば負けない148キロ右腕の3年生・佐藤幸弥投手が背番号1をつけ、山形大会では佐藤投手が先発していた。2年生の145キロ右腕・篠田怜汰投手は背番号11をつけ、リリーフで投げていた。

しかし、甲子園では篠田投手が背番号1をつけた。そしてこの初戦の先発マウンドに立つと、8回2アウトまで146球を投げた。初回、2ベースヒットから先制を許すと、5回には2ランホームランを浴びた。「初回は球が走っていなくて、2ストライクを取りながら甘く入った真っすぐを打たれた。本塁打はスプリットが中に入って打たれた。先輩に申し訳ない」と反省した。

それでも視察した東京ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「球速も出るし、もっと体が大きくなる来年には変化球の精度も上がるはず。楽しみな1人」と評価をした。

篠田投手は東京都出身で、遊撃手として注目されていた。木更津総合などのチームに入ることを目指していたが、中学3年夏の大会前にバスケットボールで遊んでいた際に両手首を骨折し、大会に出られず強豪から声もかからなかった。その時、声がかかったのがシニアチームの先輩が進学していた羽黒高校だった。「当時はどこにあるかも知らなかった。拾ってもらったという気持ちだった」と話す。

高校に入学すると、中学時代に痛めていた右肩も治り、雪上での走り込みなどで下半身も鍛えられると、130キロだった球速が145キロまで伸び、2年生で甲子園で先発する投手へと成長した。もしあのケガが無ければ、木更津総合でショートをしていたかもしれないが、2年生でプロのスカウトが注目する選手になっていたかどうかはわからない。

8回2/3を投げて12安打5奪三振4失点、同じ学年の投手が150キロを記録したり、16奪三振を記録したりしているが、今の実力はここまで。それでもそれらの投球を目の当たりにし、新チームからは真のエースとして成長をしてくれるだろう。

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東京・足立区で生まれ育った。遊撃手として都内のシニアチームから木更津総合(千葉)など関東の強豪を目指していたが、中学3年夏の大会の直前にバスケットボールで遊んでいた際に両手首を骨折。全治3か月で、最後のアピールの場を失った。

「どこにもいけないかもしれない」という不安の中、救いの手をさしのべてくれたのが、同じシニアの先輩が進んでいた羽黒だった。「当時はどこにあるかも知らなかった。拾ってもらったという気持ちだった」

 中学1年の時に故障していた右肩も治し、昨冬は経験のなかった雪上での走り込みなどで下半身を強化。今春から主力投手の一角となり、入学時は130キロ前後だった直球も、夏 の山形大会では最速145キロまで伸びた。そして、甲子園を前に勝ち取った背番号1。「責任を感じていた。みんなの思いを感じて投げた」。勝利には届かなかったが、エースとしての心意気は最後まで見せた。

1メートル78、70キロの篠田を視察したヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「球速も出るし、もっと体が大きくなる来年には変化球の精度も上がるはず。楽しみな1人」と評価した。今大会、2001年度生まれの2年生投手は創志学園・西、星稜・奥川ら逸材ぞろい。敗れはしたが、篠田も来年のドラフト上位候補の“新世紀世代リスト”に仲間入りした。

山形大会は背番号11で、この甲子園で初めて「1」を背負った。144キロをマークした直球を中心に強気に攻めたが、0-1の五回に1番・宮川にスプリットを右中間スタンドへ運ばれた。「外を狙ったけど、真ん中に入ってしまった」。痛恨の2ラン被弾を悔やんだ。


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