横浜・及川雅貴投手が7回4安打8奪三振、147キロ記録

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横浜高校の及川雅貴投手が、香川県招待試合の香川西戦に先発すると、7回を投げて4安打3失点も8つの三振を奪う投球を見せた。球速を伸ばすことを抑え、安定感を求めている。

150キロは出ない

及川投手はこの日、初回に2者連続奪三振でスタートをした。しかし3回に味方のエラーから踏ん張れずに1失点、7回には1アウト2塁から145キロのストレートをスタンドに運ばれて2ランホームランなど、7回102球を投げて3失点をした。しかし、打たれたヒットは4本のみ、課題の四球もこの日は2つとまずまずだった。

球速は147キロを4度出し、8つの三振を奪う力も見せた。しかし及川投手は「この投げ方では、もう150キロは出ないと思います」と話し、「肩を入れてひねりと同時に投げていました」と、150キロを記録していた以前のフォームが、コントールが付かなかった事から封印し、現在は肩を入れないフォームで制球力の向上を目指している。

四天王と言われる中で、大船渡の佐々木投手が163キロ、星稜の奥川投手も150キロは常に出せるようになっており、「周りがスピードを出していて、ちょっと不安な気持ちはあります。」と話す及川投手だが、「同年代には負けたくないですし」と、あくまで甲子園で直接対決をしたときを前提に、投げ合って勝てる投球を目指している。

この日は2年生の左腕・松本隆之介投手も尽誠学園戦で先発し、147キロを記録して7回4安打8奪三振の投球を見せた。ナックル、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなど多彩な変化球で5回までに8つの三振を奪う投球で、及川選手に並ぶ投球を見せ始めた。

及川投手も、これまで封印していたチェンジアップ、そして新たにカーブも投げはじめ、まずは夏の神奈川大会V4を目指して、投手全体で甲子園を勝ち取る。

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初回先頭から2者連続三振の立ち上がり。3回に味方の失策から1点を失い、7回1死一塁から145キロの直球を左翼席に運ばれたが、後続を連続三振に抑えた。7回102球を投げ、最速147キロを計測。4安打2四球と安定し、2回を除く毎回8Kを奪った。

「この投げ方では、もう150キロは出ないと思います」。夏に勝つために投球フォームを作り直した。
「以前は肩を入れて、ひねりと同時に投げていました」。10年に興南(沖縄)で甲子園春夏連覇した左腕・島袋洋奨(現ソフトバンク)を参考に、ひねりの反動を球速に反映させていた。今は肩入れをしない。安定性重視のフォームを選んだ。

長身188センチからノーワインドアップで、しなやかに左腕を振り下ろした。3回2死では、この日2度目の147キロ直球で空振り三振。ナックルカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなど多彩に織り交ぜ、5回までに3者連続を含む8Kを奪った。

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