夏の高校野球・愛知大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度A

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夏の高校野球・愛知大会が6月29日に開幕する。センバツ優勝の東邦には全国屈指のスラッガー・石川選手がおり、その石川選手を抑えようと140キロ中盤の速球を繰り出す投手がそろう。地区のドラフト的注目度はA。

注目選手

昨年は、ドラフト会議で指名された選手はおらず、3年生の注目選手、中京大中京の沢井廉選手(中京大)、東邦・扇谷莉投手(法政大)と多くはなかった。その代わり、2年生で注目されていた選手が多く、経験をして今年に繋がっている。

センバツ優勝投手で甲子園で2本のホームランを放った東邦の石川昂弥選手は、全国屈指のスラッガーで、ドラフト会議で実力・人気でドラフト上位で指名される可能性最も高い選手と言える。注目はやはり野手で、甲子園では鋭く振りぬくのではなく、ボールの下にしっかりとバットを入れて、押し込んで高く上げてスタンドまで届かせた。逆方向へ綺麗なあたりが多い選手で、プロのスカウトも押し込む力を評価したが、基本的にインコースも振りぬくのではなく折りたたんで捌く感じで、プロでは中距離ヒッターになるのではという印象もある。

投手では、星城の146キロ右腕・石黒佑弥投手、西尾東の183cmから143キロを投げる山田紘太郎投手、中部大第一の184cmから143キロを投げる磯貝和賢投手がBIG3。磯貝投手の中部大第一は東邦、西尾東、中京大中京を破って春に優勝をする快進撃をしており、山田投手との投げ合いには4球団のスカウトが視察に訪れている。石黒投手にも地元中日ほか、複数の球団が視察に訪れている。いずれもプロの目がありそうな選手。

その他の選手

東邦高校にはショートで抜群の身体能力を見せ、U18代表候補にも入っている熊田任洋選手や、石川投手に代わってエースを期待される143キロ左腕の植田結喜投手と143キロ右腕の奥田優太郎投手がいる。また2年生の吉納翼選手は中学時代から注目されたスラッガーで、投げても130キロ中盤を記録するパワーのある選手。

中京大中京の関岡隼也選手は、169cmと上背はないがセカンドまで1.8秒台の強肩捕手で、2年生の146キロ右腕・高橋宏斗投手や143キロ左腕の松島元希投手、1年生で中学時代に140キロを記録している畔柳亨丞投手などをリードする。また2年生の印出太一選手は183cmの右の大砲、中学時代ボーイズ日本代表を経験したスラッガー。3年生の尾崎弘季選手なども体のパワーがある選手。

愛工大名電は稲生賢二選手は、U15代表を経験し、昨夏に決勝で2本塁打と注目の的だった。しかし、秋に右足首の故障、春は死球を受け不運が続いた。しかし通算20本塁打まで伸ばしてきており、愛知NO.1の称号を取り戻す。チームでは牛島凛人選手も180cmのスラッガー、また投手では1年生の田村俊介投手が、星稜の奥川投手に投げ勝って自信をつけた。

投手では享栄の亀井翔太投手が144キロの速球を投げる。まだエース格としての投球は出来ていない粗さがあるが、181cmと身長も将来が楽しみ。享栄では三島安貴投手も140キロを超す。桜丘の堀尾陸投手は回転の良い球を投げてプロが注目する右腕投手。豊橋中央の大竹竜輝投手や安城学園の大谷彰吾投手も130キロ中盤から後半の力のある球を投げる。

野手では誉の沢野聖悠選手の183cmの大型遊撃手で、打撃も体格にふさわしい遠くまで飛んでいく打球を放つ。至学館の牧山稜昌選手は、強肩と強打で愛知屈指の捕手として注目され、137キロ2年右腕の渡辺都斗投手をリードする。愛産大三河の上田希由翔選手は高校通算40本塁打に137キロの速球を投げる二刀流だが、打撃でプロのスカウトが注目する。捕手の桜井仁生選手もセカンドまで1.9秒の強肩を見せる。

優勝予想

昨年は愛工大名電と愛産大三河が甲子園に出たが、昨年秋は東邦が優勝し、センバツでも優勝を納めた。しかし春は中部大第一に初戦で敗れている。愛工大名電もノーシードで中京大中京、享栄、西尾東なども含めて混戦模様。戦力が充実した東邦でも抜きんでているわけではなく、どこが出てもおかしくない。

レベルが非常に高く、厳しい戦いの続く愛知大会を勝ち抜いたチームは、春に続いて夏も甲子園で勝ち上がっていきそうだ。

2019年度以降-高校生-愛知県のドラフト候補リスト

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