大船渡・佐々木朗希投手が156キロ20K、巨人・千葉ロッテ「何も言うことはない」

佐々木朗希, 大船渡高, 高橋怜大, 盛岡一

大船渡の佐々木朗希投手が7日、夏の大会前最後の練習試合となる盛岡一との試合に登板し、9回を投げて3安打2失点、20奪三振を記録した。

20K

序盤は変化球が冴えわたった。初回に1アウト2塁のピンチとなったが、スライダーとフォークで3,4番を三振に斬って取り、そこから6者連続三振を奪う。しかし7回、盛岡一の4番で来年のドラフト候補・高橋怜大選手が133キロのスライダーを振りぬいてレフトスタンドにホームランを放った。

そこから佐々木投手にスイッチが入る。続くバッターに156キロを記録すると、150台のストレートを連発した。結局、9回140球を投げて許したヒットは3本、失点はホームランによるものなど2失点で自責点は1、奪った三振は20を記録した。

前日に5回70球を投げて10奪三振、この日は連投となったが、連投の疲れは見せなかった。この日は取材対応は無く、佐々木投手はゆっくりと夏に向かって歩いて行った。

この日、視察をしたのは前日に引き続いて視察をした巨人の東日本統括の柏田スカウトと、千葉ロッテの柳沼スカウトなど2球団3人。柳沼スカウトは、「連投と思えないぐらい力強いボールで、変化球もよかった。何も言うことはない。昨日5回を投げて、あのボールと切れ。十分に完投能力もある。」と話し、「見るたびによくなっているし、直球の球筋もスライダーのブレーキも良い。途中まで真っすぐの軌道で来るスライダーは、打てないと思います。県大会に向けて準備は整ったんじゃないですか。」とスライダーを魅力と話した。

いよいよ15日、佐々木投手の高校最後の夏が始まる。

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スカウトも、いつものように賛辞を並べるしかなかった。ロッテ・柳沼スカウトは「連投と思えないぐらい力強いボールで、変化球もよかった。何も言うことはない。昨日5回を投げて、あのボールと切れ。十分に完投能力もある。どんどんよくなっているし、県大会に向けて準備は整ったんじゃないですか。スライダーのブレーキがいい。途中まで真っすぐの軌道で来るスライダーは、打てないと思います」と絶賛した。2日間で14回210球を投げ30奪三振。連投への不安も一掃した。

《ロッテスカウト絶賛「連投とは思えない」》巨人、ロッテの2球団3人のスカウトが佐々木の投球をチェックした。ロッテ・柳沼強スカウトは「連投とは思えない力強いボール」とスタミナ面も評価した。球団ではブルペン捕手も長く務めた経験があるだけに、「見る度に良くなっているし、直球の球筋もスライダーのブレーキも良い」と独自の目線で絶賛した。

最速163キロの剛腕は一回1死二塁で迎えた3番打者から6者連続を含む毎回の20K。スライダーとフォークボールも決め球に使い、三振の山を築く。5回で70球を投げて無失点、10奪三振だった前日6日の練習試合(対青森・柏木農)に続く連投。佐々木の取材対応はなかったが、視察したロッテ・柳沼強スカウト(45)は「連投とは思えない力強いボールを投げていた。スライダーもブレーキが利いていて完投能力もある。何も言うことはない」と絶賛した。

直後の96球目だ。ロッテのスピードガンでこの日最速となる156キロを計測した。100球近くになっても、ここから150キロ台を連発。バント処理から自らの三塁悪送球で2点目を失ったが、1死満塁のピンチは連続奪三振で断ち切った。

スイッチオン。続く5番浅野目将人外野手(3年)に156キロ、153キロ、155キロ、154キロと一気に球速が上がる。これほどの球速連発は3月末の作新学院(栃木)戦や、163キロを出した4月のU18代表候補合宿以来。失投は許されない-。20奪三振よりも、この1発が夏への何よりの刺激になりそうだ。


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