夏の高校野球・ 福井大会の展望(2019)と注目選手:ドラフト注目度B

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夏の高校野球・福井大会が7月13日に開幕する。速球派投手に長打力に優れた選手など、好選手がバラエティに富んで存在する。地区のドラフト的注目度はB。

注目選手

昨年は敦賀気比の黒田響生選手が巨人の育成ドラフト4位で指名された。

丹生の玉村昇悟投手は、177cmの左腕投手で最速は147キロを記録する。球持ちの良いフォームから腕をしならせて投げられるストレートは、空振りを奪える球質を持っており、変化球の精度がまだ高くないものの、奪三振は2ケタを記録する。早いだけでなく独特な柔軟さ、キレを持つ投手として、高い評価を受けそうだ。

福井商の小林勇仁投手は176cm87kgの体で148キロを記録する。マウンドの堂々たる姿で速い球を予想できての速い球なので、合わせられることもあり、変化球などその他の特徴を磨いてゆきたい。敦賀気比の黒田悠斗投手も173cmと上背が無いものの147キロを記録する。元々制球力の良かった投手でそのころから変化球も磨いており、球速が付いてきた事で総合的に高いレベルの投手となった。

敦賀気比では元々182cm86kgの左腕・木下元秀選手が左腕投手として期待され、昨年夏もエースとして登板をしている。しかし、肘の故障などにより今年は打者に専念すると、高校通算本塁打が30本を超え、左のスラッガーとしての評価を高めている。まだ大型左腕の魅力も捨てがたいため二刀流として今後注目して行きたい。

その他の選手

投手では福井工大福井の市川将大投手が143キロを記録、スライダーの切れも良くてエースとして投げられるまで成長してきた。北陸高校の駒井将生投手は186cm80kgの左腕、角度のある球が魅力で制球力の課題も克服し、木下投手が投げなくなった今、福井NO.1左腕と玉村投手と争う。啓新の浦松巧投手は175cmのサイドハンド右腕。センバツでも打たれないリリーフとしての投球を見せ、U18代表候補にも選ばれている。

啓新の安積航大投手は184cm75kgの大型右腕で、140キロのストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなどの変化球を駆使し、打ち取る投球を見せる。武生の石川凌太朗投手は144キロのストレートを投げる速球派で、リリーフでも先発でも勢いのある球を投げる。福井商の江藤千貴投手は安定感と粘りの投球で148キロの小林投手とエースを争う。

野手では福井工大福井の高原侑希選手が注目、178cmの右バッターで、強肩遊撃手としても注目される他、強打の打撃は県屈指の存在。高校通算21本はまだ少なく感じる。同じチームの森下壱斗選手は選球眼が良く広角にヒットを打つ。山野昂太朗選手は高原選手以上の飛距離を出す打撃が魅力。敦賀気比の高原秀郎選手は打撃技術が高く、広角のヒットを量産できる。

啓新の小野田渉冴選手は秋は高い打率と打点を稼ぎ、チームの柱として活躍した。同じチームの穴水芳喜捕手は、強肩捕手として注目され、またセンバツでもマルチヒットに打点を記録した。坂井の小林寛弥選手は、強肩のショートとして注目され、打撃の技術も高い。

2年生でも啓新の倉橋瞳人投手は140キロを超すストレートを投げ、1年生から投げている経験もあり、エース格としても期待される。敦賀気比の笠島尚樹投手も中学時代から注目された投手で、スリークォーターからの135キロのストレートは空振りを奪うキレがある。バッテリーを組む御簗龍己選手も捕手として高いセンスを見せ来年が期待される。福井工大福井の浅里友輝選手も小柄だが長打力があり、強力打線の一角を担う。

優勝予想

昨年は敦賀気比が優勝して甲子園に出場、決勝では若狭が1点差で敗れ、接戦だった。秋は福井工大福井が決勝で12-0で金津を下して圧勝、今春も福井工大福井が優勝し敦賀気比が準優勝、6-4という決勝戦だった。

素晴らしいバッターが並び、スキが全く見られない打線の福井工大福井が有利だが、敦賀気比もリードオフマンと主軸の力は抜きんでている。投手力勝負では敦賀気比の選手層があり、戦いの流れで有利に立てるかもしれない。

啓新と福井商も投打に光る選手がおり、2強に引けを取らない感じがする。好投手の丹生や力のある坂井と北陸、昨秋準優勝の金津なども上位に入ってきそうだ。

2019年度以降-高校生-福井県のドラフト候補リスト

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